第7話:呼吸 ページ8
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「………の………ッ」
「だ…………は………」
翌日の早朝。朝、5時。
何かの声で目が覚め、重い体を起こした。
そしてそのまま家の外へと出ると騒がしい声が…
「いいえ、私が教えます」
「駄目だ。百合の呼吸なんぞ強くない。わしの強靭の呼吸を教える。強い方がいい」
「あの子は女の子なんですよ。そんな変な呼吸教えられません。女の子らしい呼吸の方がいいに決まっているでしょう!!」
なんだ?この光景は。
何を争っとんだこの2人は…。
「そもそも、あなたは継子なんていらないと言っていたでしょう!なに今更わしが教えるなどと言い始めているのですか?」
「別にいらんとは言ってないわい」
言ってたよね?
何言ってんだじいさん…。
「とにかく。私の呼吸を教えます。あら、Aちゃんおはよう。そろそろ起こしに行こうと思っていたの。それじゃあ朝食を取ってから修行を始めましょうか。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まず、基礎として山の登り下りを3往復と帰っきてから素振りを500回」
スラスラと言われ頭が追いつかない。
え、え、となっていると茂造さんが
「基礎なんて後回しだ。呼吸を教える、見ていろ」
となんか構え始めた。
何が始まろうとしているのか…。
「強靭の呼吸、壱の型…」
「百合の呼吸…」
茂造さんが何かを言い始めたのを霧子さんが茂造さんの前に立ち遮った。
「何をしている邪魔だ」
「何度言っても分からないようなので1度お手合わせしましょうか」
おいおいおいおいおいおい。
何でそうお互い喧嘩っぱやいんだ。
私には止められないので、そのまま見ていることにした。
〜10分後〜
「もういいです。後々呼吸の説明もしますし、見ておくことは無駄じゃないですしね」
「初めからそう言ってれば良かったんじゃ」
いらん事言うなじいさん。
ほら、また霧子さんの眉間のしわが…。
その後、呼吸というものを見せられた。
私からしたら、それはただ刀をブンブン振ってるだけにしか見えていなかった。
「ほれ、やってみい」
いや茂造さん?やってみいって正気かあんた
1回しか見せてもらってないのにできるわけあるかい!!!
威圧が凄かったので大人しくする事になった。
ゆっくり深呼吸して刀を構え、振り回す。
『強靭の呼吸!!!壱の型!!!!』
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時