第30話:久しぶり。 ページ33
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「俺、俺…何回も死ぬかと思って、その度Aちゃんを思い出して…もう一度会いたいって、死ぬのは嫌だって…そ、それでぇえ」
この7日間、彼はきっと1人で行動してたんだろう。
そう思うと、私って狡いな…。
『頑張ったね。我妻くん…』
キラキラした金髪を撫でると、我妻くんは「ハッッッ」と言って私から離れる。
そんな彼の顔は真っ赤だ。
『だ、大丈夫か』
そんな我妻くんが心配で手を伸ばそうとすると、
「A!!!!!!!!」
と、聞いたことのある優しい声が聞こえ、そのまま私は後ろから抱きしめられた。
きゃーーー!!!痴漢!!!!!
って叫んでやる!と思っていると、
「はぁ、はぁ、良かった。本当に良かった。俺どれだけ心配したと…はぁ」
息切れをしたその声の主は、優しくて強い、竈門くんだった。
『竈門…くん。久しぶり…だね。』
良かった。竈門くんも生きていた。
ホッとしていると、竈門くんが私の肩をがっしり掴み
「君という奴は、何であんな行動とったんだ!!!!あのまま今日ここで君と再会出来なかったら俺…後悔してもしきれなかった…。君と離れて今の今まで、気が気じゃなくて心配で…」
『ち、ちょっと落ち着いて竈門くん!いや本当に…ごめんね、そんなに心配してくれてたんだね…でもこうやって再会が出来て良かった…』
それにしても竈門くん、立っているのもやっとそうだ。
竈門くん程の人がこんなになるなんて…。
「もう、あんな突拍子もない行動しないでくれ。頼むから…」
そう言う竈門くんの私の肩を掴んでる手の力が増す。
かなり痛いんだが。
『わ、分かった!!!もうしないから…!』
その手を離してけろ。
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そこら辺の水道水(プロフ) - ごめん読み返しすぎてそろそろ次度のセリフ言うかなぁ〜なんとなく覚えつつある水道水だよ() (2021年3月4日 10時) (レス) id: d5e7447fc4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 颯さん» 失礼致しました。訂正致します。ご指摘有難うございます。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - 初コメ失礼します。最終選抜ではなく最終選別です。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: e2ffa37dcb (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - 心さん» この度は小説を読んで下さり有難うございます!そしてコメントも有難うございます!初めてのコメントで心が踊りました。面白いと言って頂けた事が物凄く嬉しいです!!モチベがぐんぐん上がるので更新の方頑張りたいと思います!!(*^▽^*) (2020年3月8日 0時) (レス) id: df3b10c5cc (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年3月7日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃな | 作成日時:2020年2月25日 3時