さんじゅうに ページ32
星が綺麗な夜だった。雲ひとつなく、星が一つ一つ光っていた
『お爺ちゃん、話って何?』
「……体調はどうじゃ」
『鬼と戦った傷は、もうだいぶ治ったよ』
「儂に黙っていることがあるじゃろう」
『……え?』
「……」
『最近任務で怪我ばっかりしてるけど、大丈夫だよ。』
「……」
『な、何、お爺ちゃん……なんか変だよ』
「……」
Aは、嘘はついてない。儂に対して驚いた表情をしている。
『本当に大丈夫だよ』
「……ふぅ、そうか」
『ふふ、変なお爺ちゃん』
何があったかは知らないが、Aが儂に嘘を付いているとは思えない。
無理に聞くつもりは無い。Aが自分の口から言うまでは、儂も待とう。
Aも儂も、この先長い訳では無い。
もしAが先に死んでしまったら
その時は、師として
親として
一緒にいってやる
『お爺ちゃん見て!すごく綺麗な星だよ』
「そうじゃな」
『なんか、お爺ちゃんと2人で話するの、すごく久しぶりだね』
「あぁ」
『私よりも身長小さくなっちゃったね』
「やかましいわ」
『チービ』
「お爺ちゃんに向かってなんて事を!!」
『いでっ!!叩かなくてもいいでしょ!?』
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Kuromame(プロフ) - シホニャンさん» コメントありがとうございます。私も実弥たん推しです。更新頑張ります。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: dfc834b505 (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 獪岳と実弥推しです。小説面白い。更新楽しみしています (2020年4月21日 10時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kuromame | 作成日時:2020年4月7日 0時