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小｜中｜大｜俺には姉弟子がいる。俺よりも四つ上だ。鬼殺隊の柱で、強くて優しく、なにより顔が綺麗、だが変態だ。


姉ちゃんは自分で顔が別嬪でよかった、とよく言っている。何をしても大抵の事は顔で許される、と。


顔面の無駄使いだ。


しかし爺ちゃんは、姉ちゃんのことをすごく誇りに思っている。刀の技術も呼吸も、爺ちゃんは認めている。そして、獪岳や俺もその実力を目の当たりにし、自らの弱さを自覚させられる。


だけど、姉ちゃんは心臓の音が誰よりも小さい。一度姉ちゃんに心臓の音の話をした。


『私はね、強いけど、無理やり身体を動かしてるだけなの。臓器は、戦う度に弱っていく。

この先私の命は長くないよ。だから、お爺ちゃんの期待には、これ以上応えれないの。


善逸と獪岳には、強くなって欲しい。二人でお爺ちゃんの後継者になって欲しいの。



この話、お爺ちゃんと獪岳には、内緒ね』



その時の姉ちゃんの心臓の音は、誰よりも強く鳴っていた。






注意書き
鬼滅の刃二次創作
夢主がいます
オチ未定です

以上が大丈夫な方は進んでください。執筆状態：続編あり(完結)