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借金とりに囲まれていた俺は、ある老人と美しい女性に声をかけられた。隣にいる女の人はとても綺麗で、目が離せなかった。


「金は儂が払う。この子を引き取らせてくれんか」



綺麗な人は俺に菊柄の羽織をかけて、体に着いた泥を払ってくれた。

老人は重そうな袋を借金とりに渡していた。なんでこんな俺を助けてくれたのか。

『行こっか』

俺は女の人に手を引かれた。手は大きくて、豆が沢山出来ていたが、こんな綺麗な人と手が繋げるなんて…

「お、俺と、結婚してぇぇ!!」

手を握りながら膝を着いてお願いした

『いいよ』

「ええええ!!?」

こんなあっさりと返事を貰ったのは初めてだった。綺麗な顔が目を細めて笑うと、もう、可愛すぎる。なんなんだこの人。可愛い。

『お爺ちゃん聞いて、この子と結婚することになった!』

「馬鹿者ッ!!!」

女の人は老人に頭を殴られた

『いでっ!』

「またたぶらかしたのか!!この恥さらしがっ!!」

『酷いよお爺ちゃん!私があの子可愛いから引き取ろうって言ったんじゃん!!私が気に入ったんだから、どうしようと関係ないでしょ!!』

「阿呆!!」

『ぎゃっ!』

綺麗な人は俺を抱きしめながら必死に語っていたが、またゲンコツを食らっていた。

『いたいっ!!』

「はぁ……この娘は儂の弟子でな。これからお前の姉さんになる人だ。」

『楽木Aだよ、これから手取り足取り貴方のお姉さんとして面倒みてあげるからね、よろしくねグヘヘ』

何だこの人、最後にグヘヘって……綺麗な顔してんのになんでそんな汚い笑い方するの!?

「お、俺は善逸……よろしく、お願いします」

「儂の名前はくわ_」

『きゃー!!なんて可愛いの!?』

「儂の名前を聞かんかーっ!!」

『ごフッ』

またAさんはゲンコツを食らってた

さん→←いち



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Kuromame(プロフ) - シホニャンさん» コメントありがとうございます。私も実弥たん推しです。更新頑張ります。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: dfc834b505 (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 獪岳と実弥推しです。小説面白い。更新楽しみしています (2020年4月21日 10時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kuromame | 作成日時:2020年4月7日 0時

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