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ア「ここをもう少し下ると大きな倒木の根むくれに横穴がある
今年もヒグマが使っているかもしれない」
『ヒグマは自分で新しく巣穴を作ったりするんだが誰かが作った巣穴も再利用する
頭がいい生き物だ』
微笑みながら言った
ア「サムル、お前はもっと笑うべきだぞ？」
『？
いつも笑ってるだろ？』
ア「微笑だけだ」
杉「でも、３人の前だけ笑ってくれよ？」
ア「杉元どうしてだ？」
杉元はアシリパの腕を掴み引き寄せた
杉「だって他の男共がよってくるかもしれないだろ？そしたら敵が増えてしまう」ｺｿｯ
ア「確かに！サムルは私の大事な姉だ
誰にも渡したくない…」ｺｿｯ
杉「サムルさんのチョーゼツ笑顔は俺たち二人だけの特権と言うことにしようぜ」ｺｿｯ
ア「お前頭いいな！」ｺｿｯ
サムルは二人の行動を不思議に思いながら、辺りを散策した
『二人ともこっちにこい』
杉「どうした？」
『あそこの倒木の裏に巣穴がある
アシリパ、杉元行ってこい』
杉「え、なんで俺達？サムルさんは？」
ア「ﾆﾔｯ
サムル、さてはあれだな？」
ギクッ
杉「あれって？」
ア「杉元教えてやろう
あれはたしか『いいから行ってこい！！！』
アシリパと杉元は巣穴に近づいた
サムルは離れた所で二人の様子を見ていた
ア「入り口にツララがあったり生臭かったらヒグマがいる可能性が高い
静かに近づけよ杉元」
杉「ぐっすり冬眠してるんだよな？
かえるみたいに仮ﾀﾋ状態で…」
ア「いやちょっと違う
うつらうつらして籠ってるだけだ、うるさくしたら飛び起きるぞ」
杉「ヒグマはあれ以来嫌いだぜ」
ゆっくりと近づく
杉「(ツララ…あるじゃねーか、
熊笹が丁寧に敷き詰められてる、
獣にもこんな器用な事が出来るのか)」
『いたか？』
杉「いるかも」
ア「捕まえるか？」
杉「どうやって？」
『穴の入り口に杭を打って塞ぐんだ
警戒した熊が杭の隙間から顔を出したら毒矢でうつ』
ア「でも勇敢だった私の父は毒矢を握り締めて巣穴に潜っていき、一人でひぐまを仕留めたものだ
そういえばサムルも入ったよな？ﾆﾔｯ」
『……』
杉「なんなの？」
『……………今度アシリパが話すだろう』
ア「話を戻すがアイヌの言い伝えにこういうのがある
「ヒグマは巣穴に入ってきた人間を襲わない」」
杉「(絶対やだ)
俺達は只でさえ危険な囚人を捕まえなきゃならん、
今すぐヒグマを食わなきゃ飢えﾀﾋにするって訳じゃねぇし行こうぜ」
『(逃げたな杉元)』
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睡眠煎餅(プロフ) - 推し尊いさん» 喜んでもらえて嬉しいです！可愛い一面もありますよ！ (2022年2月26日 21時) (
レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い(プロフ) - 殆どの夢小説の作品、初めの辺りで造反組生かしてくれないのですが、逃がしてくれて本当に嬉しい.....嬉しすぎてコメント残しちゃった....サムルさんイケメンですね。 (2022年2月26日 1時) (レス) @page21 id: 83b850b061 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 睡眠煎餅さん» そうですよね、、、すみません厚かましくて。どのような作品でも応援しつづけますので！ (2020年10月12日 22時) (レス) id: 5b309f7450 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - リンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！！ (2020年10月11日 22時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - リンさん» 変わりません！すみません…、名前は変えようかなと思ったんですがちょっと大変かなと思いまして (2020年10月11日 22時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠煎餅 | 作成日時：2020年9月6日 23時
