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渡る世間に6 ページ8

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「北山、休憩入りまーす」


 キッチンにまかないを頼んでから裏に回る。

 ハンガーラックで狭くなった通路に入ると、先に休憩に入った玉森が衣装を見ていた。


「どれにするか決めた?玉森が着るやつ」


「んー。なんとなくねー。
 でも着てみなきゃわかんないし」


ラックから取り出しては戻す。


「ミツのは考えてるよー」


 こっちに避けてるから、まかない食ったら声かけて、と声だけが飛んでくる。



「あーい」



 その時、まかないができたとキッチンから呼ばれた。今日のまかないは、鶏肉とエリンギのマヨポン炒め。

 外は暑いけど、キノコが美味しい秋なんだよなぁ〜

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作者名:lettuce | 作成日時:2022年9月11日 2時

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