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☆*:.。. お月様が渡る.。.:*☆7 ページ33

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「ご指名ありがとうございまーす!」


 チャラっ!


 先程より数段テンションの高い赤ずきんを
心の中でつっこんで迎える。

 待ちに待った撮影タイム。


 では、と話を始めたのはカメラを持っている炭治郎。


「1枚目と2枚目は、お客様の両サイドに海賊と赤ずきんが交互に入ります。
 3枚目は、お客様の内側にスタッフが入りますので、3枚目の前に移動をお願いします」


 マイコも私も、海賊太輔さんと赤ずきんの隣で写真に写ることができることになった。

 太輔さんたちにはポーズの指定はできなかったので、私たち二人だけのポーズを決めた。
 あとは、かわいく撮ってもらうだけだ。


「はい、素敵な笑顔で〜

 Trick or Treat!」


 カシャ!


 2枚目のために太輔さんと赤ずきんが入れ替わる。


「素晴らしい笑顔で〜

 Trick or Treat!」


 炭治郎のマイナーチェンジに頬が緩む。


 カシャ!


 今度は内外に、全員が移動する。


「ラスト!
 宇宙一スペシャルな笑顔で〜

 Trick or Treat!」


 カシャ!


 今、何か声がしたような…


「はい、終了です!お疲れ様でした」


 写真は、会計の後に手渡されることになっている。


「あ、あの…」


 引き上げる前に、私はおもいきって太輔さんに声をかけた。

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設定タグ:藤北 , 藤ヶ谷太輔 , 北山宏光
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作者名:lettuce | 作成日時:2022年9月11日 2時

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