【QK】トライアングル【fkr.kwmr】

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「え〜知らなかった！可愛いなぁ」

「気に入って頂けたならよかった」





此奴め〜、こういう時に限って子供みたいな笑み浮かべやがって！心臓がキュッてなったぞキュッて！





「Aさんはいっつも開放的で自由です。俺は型にはまった生き方しか出来ないですけど、独創的で自ら人生を切り開いてく貴女の姿はとっても格好いいです。よく天才だなんて言われてますけど、人の見えないところで沢山の努力をしていることを俺は知っているんです。よく貴女は人のことを褒めてばっかで自らを卑下していますけど、その努力がもっともっと世の中に認められて報われることを俺は望んでいます。こんなこと言ったらAさんは絶対調子乗るのでいつもは言いませんけど、尊敬してますよ。初めて会った時から今までありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願いします」

「タクロー、録音するからもう１回」

「嫌です」





話している時にどうしても視線を合わせてくれない川上はやっぱり少し子供なところがある。ん？これが俗に言うツンデレなのか？とりあえずそんなところが彼の魅力であり、目の当たりにすると弄りたくなってしまうのが人間の性というもの。





「私そろそろ髪染めたいんだけどタクロー色にしようかな」

「それどんな色なんですか」

「紅生姜」

「…水上からの入れ知恵ですねそれ」





あれ。いつもよりツッコミのキレがない。
割と弄ったつもりではあったのだけれど、感謝ウィークだからちょっと川上なりに気を遣ってるのかな。





「私川上のツッコミ大好きだからこれからも続けてね」

「ツッコミ要員に対してのボケ要員多くないですか」





川上もこんな上司ばっかで大変だよなぁ、まともなのは須貝さんと福良ぐらいだろうか。伊沢に至ってはツッコミとボケを両方出来る万能な立場だけど、誰にも拾えないようなマニアックな豪速球を投げてくるから本質的にはボケなんだろう。





「Aさんも別にボケ専門って訳じゃないと思いますけど」

「え？」

「伊沢さんとか河村さんとか福良さんに対してだとツッコミじゃないすか。後輩に対してだとAはボケになるんすよね、多分」

「あの人達には抗えない。ツッコミって言うかもう苛められてるだけ」

「そんなAさんも好きですけど」

「…なんて言った！？ワンモアタイム！」





【花言葉】 自由、開放的、努力が報われる





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