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待ち合わせ場所の駅に、５分前に着くと。見覚えのあるトレーナーに、見覚えのあるダウンジャケット、見覚えのあるキャップをかぶっているふっかさんがいた。えっ、いつからいたの…
なんか全体的にいいもん着てるな、この人はほんとに…アクセサリーも時計も高そうだなくそっ。わたしの服のトータル価格の何倍するんだいそのジャケット…
A「こんにちは」
名前を呼ぶわけにいかないかと思い、あえて挨拶だけ。
すぐに顔を上げて、キョロっとして、視線を下げて、私を見つけてくれた。すんませんね背が低くて。
深「こんちは、Aちゃん」
A「お誘いありがとうございます」
深「休みの日まで堅いねー、もっとフランクでいいのよ？」
A「そういうわけにはいきません！」
深「ま、そこがいいとこなんだけどねー。さ、いこ！」
A「ゲーセンですね」
深「その前に、お茶と買い物付き合ってよ」
A「はい！？」
深「ほら、いくよー！」
えっ、ちょっとまてちょっとまて、聞いてないぞ！？そんなことしたら撮られるやん！！てかファンの子に観られるやん！
なぞの「撮られても大丈夫」的なあれは、なんの信用もできないからな！？
これはマジで…敬語しっかりしないとな…
深「お茶っつってもさー、クレープよ。クレープ食べよ」
A「クレープ！！」
深「クレープ好き？」
A「食べたことないです！」
深「は！？やば笑」
A「クレープ包みのお寿司は好きでしたけど…」
深「たけぇもん食ってんなー。けど、Aちゃんのクレープ初体験を俺が貰えるわけだ？嬉しいねぇ」
A「……なんか言い方が嫌です…」
深「ふは、それが俺の個性よん」
…やな個性だな…
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優稀(プロフ) - このお話の翔太くんと楠ちゃんのやり取りが可愛いです！！もうニマニマしながら読んでます。 (2023年1月31日 0時) (
レス) @page23 id: dceea43df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2022年12月2日 5時
