24 ページ24
.
『料理できるんですね』
2人で作ったキムチパスタを食卓に並べて向かい合って食べる
ほとんど私がひとりで喋っているけど
.
.
この家ではよくチャニョルくらいとしか2人で食事しないからなんか新鮮な感じがする
.
『あ〜、美味しかった』
デザートのティラミスも食べ終わりソファでテレビをつける
.
.
しばらくテレビを見ていると、ギョンスさんはスースーと寝息を立てて寝ていた
.
私はタオルケットを彼に被せて、シャワーを浴びに行く
.
.
今日彼はいったい何しに来たんだろう
.
.
もう治りかけている首筋は消毒液だけつけて、ガーゼは付けなかった
.
シャワーから上がると、彼はソファのそばに突っ立っていた
.
夏は髪をドライヤーすると余計汗かくから自然乾燥主義の私
まだ乾いてない、タオルドライだけした髪の毛からポタポタと水が垂れる
『起きましたか？』
彼はこちらに気づくと、ジリジリとこちらに近づいてきた
『ギョンスさん？』
.
こちらに来る彼の目が狂気的で、自然と後退してしまう
.
.
ガシッと私の肩を掴むとそのまま首筋に手を伸ばした
だが、一瞬彼の動きが止まる
.
『ギョンスさん…？』
ギョンスさんはジィっと私の首筋を見ている
.
.
「これ、なに」
そう言って、首筋の傷より少し下をツンと指で指す
『え？なにって…あ』
セフンくんのキスマークが確かそこに付いていたかも
.
.
「なに、休暇中は男のとこにでもいたの？……………ふーん。」
そう言ってギョンスさんは首筋に顔を近づけた
.
.
だが、今回は右側の首筋の傷にではなく左の首筋に噛み付いた
『ああっ……まっ……ギョンスさ…』
また新たに歯が深く刺さり激痛が走る
彼の腕にしがみつきなんとか意識を保とうとする
『んんんっ…』
痛い
痛い
痛い
苦しいはずなのは私なのに、ギョンスさんは私よりも苦しそうな顔をしていた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴぴれぽ(プロフ) - 衣奈さん» コメントしていただきありがとうございます！とても勇気づけられました笑私もドラマまた見返してサイコパスギョンス最高すぎてこのお話かいてみました！更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2017年4月20日 6時) (
レス) id: 1a0592b304 (このIDを非表示/違反報告)
衣奈 - ドラマ見てました。ヒョンの台詞を主人公が言っているんですね。ギョンスの言葉がそのままの箇所もあって、思い出しながら読んでいます。題名を見た時点でもしかしてと思いましたが予想が当たって嬉しいです。更新楽しみにしてるので頑張ってください！ (2017年4月16日 10時) (レス) id: 279c7ab1ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴぴれぽ | 作成日時：2017年4月16日 1時
