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おじいさんは、立ち上がって、
一つの写真立てに手を取りました。そして、
「お嬢さん、この写真、覚えとるかね?」
と、優しく声をかけました。
女の子は元気に首を縦に振ると、
「これね、おかあさんと、おとうさんでね、ゆうえんちにいったんだよ!」
と、うれしそうに教えてくれました。
「それでね、それでね...」
ですが、今までうれしそうだったのに、急に黙ってしまいました。
「そうか、とっても楽しかったんじゃな。」
とおじいさんが声をかけると、女の子は、一粒涙を落としました。
女の子は、お母さんともう楽しいことができない。そう思ってしまったのでしょう。
「お嬢さん、ちょっと、この思い出に触れてくれるかな?」
おじいさんは一言、
こぼれる涙のように言葉を落としました。
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マメ。(プロフ) - エバさん» ありがとうございます!これからも頑張ります (2019年1月19日 9時) (レス) id: 973ef086df (このIDを非表示/違反報告)
エバ - 話の展開が良いですね!これからも頑張ってください! (2019年1月6日 15時) (レス) id: 5359915bd8 (このIDを非表示/違反報告)
マメ。(プロフ) - キリカゲさん» コメントありがとうございます!更新期間が空くこともしばしばなので、更新できるとき一気に頑張ろうと思います! (2018年12月30日 15時) (レス) id: dde83ce402 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ(プロフ) - 1話の最後、ほっと胸を撫で下ろすことができました。2話も、続きが気になります。お体に気を付けて、更新頑張ってください。 (2018年12月26日 15時) (レス) id: be886c046d (このIDを非表示/違反報告)
マメ。(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます!!励みになりまっする!(^^) (2018年10月26日 16時) (レス) id: 41e4f4b5da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マメ。 x他1人 | 作成日時:2018年10月21日 12時