検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:35,424 hit

第四話 ページ6

「あ、有難う傘」
お礼を言うとまぶしい笑みを見せて「良かったです!」と言った。

*********

「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
傘は青陽院があるため、家から出て行った。
「さて、掃除でもするか・・・」
掃除に洗濯、メイドがするような仕事は、ほとんどAがする。
本人曰く、私には時間があるし、やらせてばかりじゃ申訳がないから、出来ることはしたい。ということらしい。
初めの頃は慣れないことばかりであたふたしていたが、今ではメイドたちと同じくらいのスピードで片付けていく。
「ふう。終わった〜!」
午前中に仕事を終わらせて、お昼ごはんを食べようと思い、近くにいた執事に用意を頼む。
ピンポーン//
イヤホンがなった。
家のものが出ようとするが、近くにいたので、自分が出るというのを伝えた後、返事をする。
扉を開けてみると十二天将、太裳のいいなき新が立っていた。
「新さん!」
「やぁ、Aたん。お久しぶり」
「久しぶりです!」
新とは昔からお世話になった一人だった。
小さかったAにボンボンビーナの話をよくしてくれたのだ。
師匠である美玖の修行が厳しかった分、新の話は楽しいもので、修行に身が入らなくなったら大変だと美玖が、一生家にくんなと言っていたほどである。
オタクだと気づかなかった私は何だったんだろうと最近考え出したのは内緒。
「今日はどうしました?」
「ふむ、ボンボンビーナの最新刊が出たのでね。これはAたんに報告しなければ!と思ってな」
「そ、そうですか」
小さい頃は好きだったとはいえ、今年でもう22歳だ。さすがに・・・といったところだ。
だが、毎度毎度報告をしに来てくれる新に言う勇気もなく、何とか対応している。
新が来るのが嫌なわけではない。むしろ嬉しいのだ。
「立ち話もなんですから、入ります?」
「うむ、そうさせていただこう」
そう言って居間まで案内する。案内しなくとも道は覚えているだろうが、礼儀というものがある。
「今ちょうどお昼にしようと思っていたんです。ご一緒にどうですか?」
「お言葉に甘えさせてもらおうかな」
分かりましたと言って厨房に連絡する。すると、新が不思議そうに首をかしげていた。
「?どうしました?」
「ん?・・・あぁ、鈴蘭たんはいないのかと思ってね」
「鈴蘭ならいましたよ。おかしいですね…いつもは一緒にいるんですけど。もしかして、鈴蘭に何かあったのかな」
ねぇ、と控えていたメイドに訊く。

平仮名のとこはわかんないとこです。

設定2→←第3話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
設定タグ:双星の陰陽師 , 水度坂勘久郎・雲林院憲剛 , 弓乃   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

どこんじょう(処罰対象) - 弓乃さん» こちらこそよろしくお願いします! (2019年3月22日 21時) (レス) id: 45a23aa5e3 (このIDを非表示/違反報告)
弓乃 - どこんじょうさん» 遅れてごめん!明けましておめでとう!ID違うけど私だよ!今年もよろしくお願いします!!! (2019年2月3日 16時) (レス) id: 7a5e1ee815 (このIDを非表示/違反報告)
どこんじょう - 新年明けましておめでとうございます!今年も期待して続きを待っています! (2019年1月1日 22時) (レス) id: 5e33bfab9e (このIDを非表示/違反報告)
どこんじょう - 弓乃さん» いえいえ!ってか、じぶんのほうが頑張らなきゃいけないっていう...展開は重要ですのでじっくり考えてください!私はいつでも暇なのでいつまでも待てます!過去編は長くてもいいんじゃないかな?過去編って重要だし。頑張ってください! (2018年12月29日 17時) (レス) id: 5e33bfab9e (このIDを非表示/違反報告)
弓乃 - どこんじょうさん» どこんじょうちゃん!お久だね。今ちょっと展開を考えてて‥‥‥全然更新できてなかったんだけど、どこんじょうちゃんがそう言ってくれるなら頑張ろうかな。有難う。感心であってるよ。過去編長くてすまんね。才能、かぁ。私なんかは全然だよ、でもありがとうね。 (2018年12月28日 17時) (レス) id: 7a5e1ee815 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:弓乃 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/novel/mamamitu/  
作成日時:2018年3月3日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。