幼馴染からその先へ【双星の陰陽師】

「「番外編だよ！/っスよ！/だぞ」」王様ゲーム編４ ページ13

友達と話し合って決めました！
何の奴にしたかはお楽しみです！！
応募してくださった方、ありがとうございました！
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「じゃあ、二人とも。この服に着替えてきてね！あ、逃げちゃダ・メ」
Aは「あるもの」を二人に渡す。
すると、憲剛と勘久郎が逃げ出そうとしたので、肩を思い切り掴んで引き留める。
「･･････。俺ら、何であいつと幼馴染やってるんだろう」
「さぁ、何でっスかねぇ」
Aが出て行ったあとに、渡されたものを見て、そんなことをポツリと呟く二人であった。

「わあ！！！二人とも超可愛い！」
着替えてきた二人を見るや否や、目を輝かせる。
二人がAに渡されたのはメイド服と、可愛らしい猫耳だったのだ。
二人とも、もとがいいため、とても似合っていたのは否定できない。むしろ、憲剛は眼鏡をはずしているため、余計女の子っぽくなっていた。
「消えてなくなりたいっス･･････。憲ちゃん」
「A、後で覚えておけよ‥‥‥！！」
「可愛い！可愛い！やばい！めっちゃ可愛いよぉ‥‥‥。美玖様！カメラありますか！？」
興奮気味に、というか大分興奮しながら、勘久郎達の周りをくるくる回る。

((可愛いのも写真が撮りたくなるのもお前だよ！！))

憎たらしいほど可愛いのは、どちらかと言うとAだ。
頬も、興奮しているためか少なからず赤くなっており、何より、楽しそうに笑っているのだ。いつもの何倍も可愛さが増している。破壊力は抜群だ。
「あ、あぁ。カメラならあそこにある。ったく、超五月蠅い。超迷惑‥‥‥」
そう言いつつ、美玖もこの様子に興奮していた。まあ、そんな感情は一切見せなかったが。
「ねえ！もう一着あるんだけど、着てみない？」
「「誰が着るか！！」」
ツッコんだものの、その後、十二単(かなり簡略化されたものだが)を着せられることになった。
「あ〜、楽しかった！」
幼馴染の女装を見られて、かなり満足したらしい。
鼻歌を歌い始めてしまうくらいご機嫌だった。
「A、もう暗くなってきたから、そろそろ帰るっスね」
「ん?」
「そうだな、じゃあお邪魔させてもらおう」
「何言ってんの？今日は二人ともお泊りだよ？」

「「は？
　 えええええええ!!??」」

その後、膳所家でのお泊り会が開かれた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「懐かしいな」
そう言って、幼いAと美玖が写った写真を手に取る。
「もう戻れないのだろうな」
楽しかったあの頃とは違う。戻ろうとするのは無駄だと知ったから。

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