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振り向くとそこには…金髪長髪の日系アメリカ人、アドルフがいた。
嘘、本当にこんなところで会えるなんて!
『アドルフ、さん…』
「怪我はないか?」
背が高い故に威圧感が半端無い。
これが“ボス”の風格…
『大丈夫です…あの、一緒に飲みません?』
私、何言ってるんだろ…急で頭が回らない。
「構わない。マスター、ギムレットを」
私の隣に座ったアドルフ。
ここからが勝負だ。
『私、斎賀Aといいます。東京でバーを経営しています。』
そう言ってアドルフに偽の名刺を渡す。
「ほう、経営者か」
『アドルフさんに会いたくて今日はこのアニバーサリーパーティーに参加させていただきました。』
アドルフは何の用だと言わんばかりの顔をしていた。
『バーの客が貴方の話をしていたんです。生と死の狭間を体感できるドラッグがあるとか』
「興味があるのか」
言葉を口にする度に胸が高鳴っている。
私はアドルフの耳元で囁いた。
『私にも譲っていただけませんか、その魔法のドラッグ』
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星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - 神作品をありがとうございます…(涙) (2020年6月27日 14時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:独りんご姫 | 作成日時:2019年9月24日 16時