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4月下旬。
警視庁組織犯罪対策部5課に所属する私、斎賀Aはヨコハマに来ていた。
今日からヨコハマ署組織犯罪対策部の特別支部に配属することになった。
警視庁とはまた雰囲気の違う職場に息を呑む。
『本日からヨコハマ署組織犯罪対策部特別支部に配属されました斎賀Aです。よろしくお願いします。』
薄々気が付いていたが女は私1人だ。
組織犯罪対策部は麻薬やヤクザがらみの危険の多い課で女性は多くない。
「巡査部長の入間銃兎です。よろしくお願いします。」
この人の名前は東京に住む私でも知っていた。
ヨコハマディビジョンの代表である“MAD TRIGGER CREW”の1人である。
少し怖い印象があったが近くで見ると顔立ちが整っていてスタイルも良い。
「貴方は私と行動して頂きます。ここ数日で“rouge”の活動が活発化しています。今日も早速捜査に取り掛かりましょう。」
“rouge”とは、近頃巷を騒がせている違法薬物[Larmes de la femme]を密売している麻薬組織だ。
私は警視庁にいた頃からずっと“rouge”の捜査に携わって来たため、今回の特別支部に配属された。
私は昔、1番の友達を亡くした。[Larmes de la femme]を服用した殺人犯が彼女を強姦殺人したのだ。犯人は薬を“rouge”から買った者で、ボスが逮捕されることはなかった。警察官になった私は組織犯罪対策部5課に所属し“rouge”の行動を追って来た。
入間銃兎。この人とならボスを捕まえられそう、そんな気がしていた。
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星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - 神作品をありがとうございます…(涙) (2020年6月27日 14時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:独りんご姫 | 作成日時:2019年9月24日 16時