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手を伸ばした2日目 ページ3

敦side





嗚呼、夜の桜はまた綺麗だなぁ。






長時間に渡る依頼を解決した結果、日はくれすっかり夜になっていた。



…まぁ遅くなったのは探偵社の1人、「太宰治」がサボったのがいけないのだけれど。





泉鏡花と暮らす寮に向かう途中、珍しく遠回りになってしまった道には孤児院がある。

僕は孤児院なんか見たくないのだけれど_________早く帰りたいの一心で仕方なく通る羽目に。






そこの孤児院は僕がいた孤児院ではないが…あの光景はもう思い出すだけで目が眩む。

孤児院を通り過ぎようとして、僕は目を疑った。






ベランダのそとで、桜に目を向ける少女…だろう人物が目に付いた。



ピンクの様な紫の様な、桜に同化する髪色が余りにも美し過ぎて、目をそらす事も足を動かす事も出来ない。

そんな時、彼女の声が聞こえた。





「助けて、誰か…」




涙混じりの声に、僕は耳を疑う。





もしかしたら_________

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今日相性の良い文ストキャラ

与謝野晶子


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作者名:manami@nagisa | 作成日時:2017年3月26日 2時

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