�� ページ14
少しでも早く仲良くなりたくて
彼女に色々聞いてみた
だって俺の情報は知ってるはずだから…
仕事柄よく質問されるけど
その聞かれたことのある質問を
彼女に答えてもらう
店を出て車の中でもそれは続き
それでも嫌な顔しないで
テレながらだけど素直に答えてくれる
ドライブしながらも
彼女のことが少しずつわかって
嬉しくて自然と目尻がさがる
8月生まれのA型
好きな色は紫と赤
好きな食べものは甘いものとパン
休みの日は1人でもカフェやパン屋さん巡りを
するそう
家族はユノヒョンと同じ歳のお兄さんと
ミンソクと同じ歳のお姉さん
そしてお父さんとお母さんの5人家族
お兄さんは日本にいるので
よく日本にも帰るそうだ。
仕事は大変だけどなりたくてなった仕事だと…
今は小児科の担当だそうで
それを聞いてちょっとホッとした
だってこんなに可愛いナースがいたら
声かけられるでしょ？
ドクターとかも心配だけど…
それを言ったらいつ、どこででも考えられる訳で
逆を言ったら彼女も俺のことが心配なはず…
だから俺も気をつけないと…
少し車を走らせ
せっかくだからデートらしく
盤浦大橋の近くまでやってきた
近くの人がいない穴場の駐車場に車を停める
CM「降りますか？」
俺の問いかけに
思った通り首を左右に振る
きっと俺のことを気づかってくれているのだろう
背もたれを少し倒して
漢江へと降り注ぐ噴水を2人で見る
夜空を背景に七色の電光と水しぶきがとても綺麗
ふと横を見ると隣で
目をキラキラさせて見ているAが
かわいくてそっと手を繋ぐ
えっ？って驚いて手と俺の顔を交互に見るから
握った手に力を入れる
そしてズズーーッと顔を近づけたら
目を見開いて固まってるから
CM「目閉じないの？」
意地悪のつもりで言ったのに
「噴水終わっちゃう…」
と言って目をそらして
俺でなく噴水の方を見るから
チュッ
不意打ちで触れるだけのキスを…
「えっ？/////」
CM「だから目閉じないの？って聞いたのに(笑)」
面白がる俺の肩を叩いて信じられない！
プイってするから
CM「A？」
呼んでこちらを見た瞬間
繋いでた手を引き寄せ
ギリギリまで顔を近づけ
CM「目閉じて…」
少し離れた場所だけど
レインボーの噴水が舞う中
頬を赤くして言われるまま
ゆっくり目を閉じたAの頬を手でおさえ
ゆっくり唇を重ねた
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作者名：ギュライン | 作成日時：2019年5月23日 21時
