�� ページ15
固く閉じられた瞳と
固く閉じられた唇
重ねた唇から緊張が伝わる
少し物足りないが今日始まったばかりだから…
そっと離れて
まだ固まったままのAに
CM「噴水終わってしまいましたね…」
まるで何ごともなかったかのように
そう伝え
背もたれを戻し車を走らせる
気まずいかなと思って
無意識にカーステを作動させたら
俺たちの曲が流れ出す
あっ…彼女の車だった(笑)
ずっと固まってた彼女が慌てふためき
それがまたかわいくて笑うと
「もうやだ/////」
って両手で顔を隠してる
CM「ドライブのBGMが自分たちの曲っていうのも
悪くないですね(笑)」
フォローになったかどうかわからないけど
気まずくて隣で小さくなってる彼女の手を
片手でハンドルを握り運転しながら
空いた手で再び繋ぐ…
かかってる曲に合わせて口ずさむと
驚いたようにこっちを見て
俺が気づいてないと思ってるのか
めっちゃ見てる(笑)
声を出さないようにか
空いてる方の手で口をおさえながら…
俺を好きでいてくれるファンの子達がするように
目を輝かせてる
見られるのは慣れてますが
君にそんなに見つめられたら
いくら俺でも照れますね
CM「そんなにかっこいいですか？」
ちらっと彼女の方を見ると
「あっ/////ごめんなさい/////」
CM「なんで謝りますか？かっこいいか？って
聞きましたよ？」
「…かっこいいです/////」
まさか本当にかっこいいって言ってくるとは…
まだまだファンの延長って感じですね…
なんか複雑…
この関係どうやったら変われるんだろう…
焦る必要はないのはわかってるが
今まで経験ないですからね
ファンとの恋愛…
どうやったらシムチャンミンとして見てくれるか…
難しい課題です…
そんな事を考えながらも
彼女のマンションの駐車場に到着
もう遅い時間だから今日はここまでかな…
もっと一緒にいたいけど
仕方ないですね…
そっと繋いでた手を離したら
なんとも言えない寂しさが…
離れたくない…
あーー
まだ帰りたくない…
俺をこんなにさせる君って
ある意味最強だ…
CM「着いてしまいましたね…帰りますか？」
彼女の返事は多分イエスだろう…
そう思って聞いたのだけど
返って来た言葉は
「帰っちゃうんですね…」
えっ？…
彼女の何も考えないで出た無意識な言葉だろう…
だけど俺の強い意志がぐらついてしまう言葉だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 292人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ギュライン | 作成日時：2019年5月23日 21時
