好きだけど… ページ22
まさかの乗り換えの駅で一緒になって
まさかまさかの同じ飛行機
こんな偶然ってあるんだ…
初めて見るラフな格好の先輩
Tシャツにジーンズ
スニーカーにリュック姿の先輩を見れるなんて…
かっこかわいくて
それだけでドキドキと心拍数が上がって
そのドキドキが聞こえないかと
本気で心配してしまう…
偶然にも旅の始まりから一緒で
ソウルに着いてからも
地下鉄でのホテルまでの行き方も
迷う事なくスムーズに行くことが出来た。
心配していたホテルのチェックインも
先輩達のおかげでスムーズに出来たし
荷物も預けられて身軽になり
時間を有効に色んな場所に行くことが出来た。
あらかじめスケジュールも考えてくれていて
そのスケジュールに私達が行きたいと言った場所を
入れてくれて
至れり尽くせりとはこういう事なんだろう…
すごく頼りになってほんともう…
また好きが溢れてしまう…
夜ご飯までの空いた時間
明洞での買い物がしたくて
柚菜ちゃんとコスメなどを楽しく選んでいると
少し離れた場所にいた先輩達が目に入る
そしてはっとした…
離れた場所だからわかったこと
行き交う女の子達がみんな彼らを見てる…
声をかけられたりもしてて…
そりゃそうだよね
あんなにかっこいい２人だし…
よく考えたら私達に付き合ってもらってるのも
申し訳なくなってきた…
「柚菜ちゃん…」
一生懸命コスメを選んでた柚菜ちゃんに
泣きそうになりながら声をかける
柚菜「ん？これ可愛いいよねって…どうした？」
持っていたコスメを置いて
私の顔と視線の先を交互に見て
柚菜「あ〜…」
私が考えてることがわかったのか…
柚菜「そんな顔しないの！ん〜でもそうだね…
Aこっち！行こう！」
「えっ？」
柚菜ちゃん何思ったのか
２人がいる側とは違うドアから店を出て
私の手を引いて違う方向に…
２人からどんどん離れて行き
見えなくなってしまった…
心配そうにしてる私に
柚菜「A！あれ食べよ^ ^」
何もなかったかのように
何も聞かないで
食べたかったという
長〜いソフトクリームを買うため並び出す
先輩達大丈夫かな…
さっきのは見たくなかったけど
こんな風にあの場所を離れた今心配で仕方ない…
それにしても綺麗な女の子達だった…
楽しそうだったし…
私達がいなくなったの気づいたかな？
それともまだ楽しく話してる？
これでよかったんだよね？
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作者名：チームギュ | 作成日時：2017年4月30日 9時
