好きの詰め合わせ

ﾍﾞﾀ惚れ(増川弘明) ページ38

ﾁｬ「ねぇ、藤君。ﾋﾛどうにかして」

藤「また？」

秀「まなみちゃんでしょ」

さっきからｽﾏﾎを見てにやにやする我等のｷﾞﾀﾘｽﾄ増川弘明。

「あー可愛いなぁ」

どうもﾁｬﾏです。
ﾋﾛには年下の彼女がいる。
かなりｱﾀｯｸし続けた末ついにｶｯﾌﾟﾙになった。
ﾒﾝﾊﾞｰ全員会った事あって、小さくて可愛い女の子。正直ﾋﾛには勿体ない。

ﾌﾟﾙﾙﾙ

「もしもしっ、うんうん、えっ！本当!?今行くよ！」

どうやら愛しのまなみちゃんが近くに来てるみたいでるんるんでお迎えに行くﾋﾛを見送る。
あ、ちなみに今ﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞに来てて休憩中。

両手に紙袋を持ったまなみちゃんを連れて鼻の下を伸ばしたﾋﾛが戻ってきた。

『すみません、お邪魔して汗』

差し入れですと出されたﾄﾞｰﾅﾂとｺｰﾋｰ。
本当気が利く。

藤「おっ、ﾄﾞｰﾅﾂ♪」

ﾄﾞｰﾅﾂに食い付く藤君は…ほっといて。

「まなみ〜、俺に会いに来てくれるなんて〜」

そう言いながら抱きつくﾋﾛ。
おい、ここでやるな。

秀「ﾋﾛさっきからまなみちゃんの写真見てにやにやにやにや…「秀ちゃんっ！///」」

『そうなの？笑』

「だってー」

『私も写真見てたら会いたくなっちゃって』

おっと！
まなみちゃんは意外とｽﾄﾚｰﾄに言うのよね。
でもそんな事言ったら…

「んもっ！ちゅー」

『えっ、えっ!?ちょっ』

唇を突きだして追いかけるﾋﾛに、逃げるまなみちゃん。
無駄にでかいﾋﾛはもう怪物だよ。
まなみちゃん、藤君を盾にしないで。
あー、ﾄﾞｰﾅﾂﾄﾞｰﾅﾂ…
あ、落ちた。

藤「おいっ！」

あー、怒るよ？

藤「ﾄﾞｰﾅﾂ食べてる途中でしょうが！」

そこ？

ﾁｬ「ﾋﾛ、家でやって」

『ご、ごめんなさい』

泣きそうな顔のまなみちゃん。

「ﾁｬﾏ！泣かせないでよ！」



全員「「お前のせいだよ！」」








帰り道――

「まなみ、大好き」

『私も、ﾋﾛ君大好き』

ちゅ

「もう一回！」

『やだ』

「まなみ〜」


ﾁｬ「俺ら見えてない？」

秀「いいなぁ彼女」

藤「ﾌﾟﾘﾝ買って帰ろ」






―――――――――――
ﾊﾟﾝﾀﾞと暮らすさん、ﾘｸｴｽﾄありがとうございます！
すみませんっ駄文で汗
そしてﾁｬﾏ目線で！
調子こいて2つ作りました笑
良かったら見てやってください！
作者

独り占め(増川弘明)→←待ってて(山下智久／藍沢耕作)

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