9 ページ10
A目線
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
記録ー2018年7月
西東京市 英集少年院
運動場上空
特級仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非術師数名の目視で確認
緊急事態のため高専一年生3名が派遣され
内1名 死亡
それが他の3人と別の任務から帰ってきた私が
最初に知ったことだった
なんでって思った
今日の朝いつも通りにおはようって
いつも通りみんなでどーでもいい話して
行ってきます、いってらっしゃいって
ただいつも通りだったのに
すぐに上の連中の仕業だと思った
だって私にしてきたこととよく似てるから
すぐ殺しに行きたいと思った
その過程で自分が死んでもいいと思った
だけど…
悠仁が「長生きしろよ」って
そんなこと言われたら
出来ないじゃん…
恵と野薔薇にあった
野薔薇が泣きそうになってる
私も泣きたいと思った
出来なかった…
恵が悲しそうな顔をしている
私も悲しもうと思った
出来なかった…
私にはもう残されてなかった
人にあるべき感情が…
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←8
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まる | 作成日時:2021年1月23日 14時