降谷先輩。 【降谷零】

その13 ページ14

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強引に玄関に押し込められ、私を押し込めた当の本人は、私を残してバタバタと上がっていってしまった。


どうすることもできずにその場に立っていると先輩は｢軽く拭いて待っていろ｣と言って私にバスタオルを投げつけ、また家の中に戻ってしまう。


何なんだ一体…。


制服や髪が濡れて体に張り付いていて気持ち悪い。


有難くタオルを使わせてもらい、髪を拭く中で大変なことに気付いてしまった。


完全に制服が透けているではないか。


うわぁぁぁぁぁぁ夏服嫌い！！誰だよ透けちゃうように作ったやつ！！！そいつ絶対許さない！！！！


慌てて腕を抱えてとりあえず胸元を隠した。


もしかしなくても、もう既に先輩に見られた？


うわぁ…最悪…あの変態……恥ずか死ねる…。


一人で悶えていると先輩から


｢風呂沸かしたから入ってこい｣


と今度はお風呂場に押し込められる。


何コレ…どういう状況…？


仕方が無いので冷えた体を湯船に浸かって温めていると途中外から


｢着替えは俺のを使え、下着はどうしようもないからそのまま着ていてくれ｣


と言われたのでとりあえず｢はーい｣と返事をしておいた。


お風呂でこの状況について考えていたが結局全くわからない。


一瞬先輩は私でイヤらしいことをしようと考えているのでは！？なんて考えてみたが、先輩と私の仲なのでその可能性は早々に排除しておいた。



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


今日はあと1話は更新します！


もう1話できたらいいな…。

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