No.123 ページ24
いずくんがその原理を聞くと、先輩は分かりやすく教えてくれた。
全身"個性"を発動すると、体はあらゆるものをすり抜ける。それは地面さえも。
地面から消えてワープしたと思っていたのは、実は地中に落ちていたという事。そして、落下中に"個性"を解除すると体が弾かれ、瞬時に地上へ弾き出されるみたい。
「攻撃は全てスかせて自由に瞬時に動けるのね……やっぱりとっても強い"個性"」
「いいや、強い"個性"にしたんだよね！」
「！」
先輩は発動中は酸素を取り込めなく、耳が聞こえず、目が見えない、何も感じることができず落下の感覚だけがある事を教えてくれた。
この事とさっきの発言を踏まえ、私には想像ができない位の、語り尽くせない位の努力を重ねたことが分かった。
「俺はインターンで得た経験を力に変えてトップを掴んだ！ので！恐くてもやるべきだと思うよ1年生！」
努力と経験、これらを積み重ねてトップを掴んだ人なんだ……！
私は今日の事で、これからの仮免講習により一層気合が入った。
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「先生に感謝だな。権利はく奪になんなくてよ」
「本当よかったよね〜爆豪くん居なくなったら寂しいし」
「うるせェな……」
「早くあいつらに追いつかねェとな」
「2人とも、気張っていこう！」
「突っ走りすぎて倒れんなよ」
「……ハイ。気ヲツケマス」
「だァからうっせんだっつの！俺を挟んでぺちゃくちゃ喋んな！」
私たちが週末の仮免講習に勤しんでる間に月日はどんどん流れ、インターンが始まっていた。
参加しているメンバーはそれぞれの場所で頑張っていて、とても忙しそうだった。
いずくん、切島くん、お茶子ちゃん、梅雨ちゃんは、相当大きな案件に関わってたみたいで、インターンを終えて帰って来た時には、その件のニュースで持ちきりだった。
「大きな怪我がなさそうでよかったよ〜！！」
お茶子ちゃんと梅雨ちゃんに抱きつく透ちゃんに被さるように私も抱きつく。
大変だったな、とか心配したんだぞ〜なんて声が上がるなか、遠くの方で爆豪くんの「寝る」っていう声が聞こえてきた。それに続き轟くんも。
「てめェもさっさと寝ろ。今度勝手に倒れたら殺す」
眉間に皺を寄せ、鋭い目つきで睨んでくる爆豪くんに何度も頷く。
「Aたち、明日仮免の講習か」
「そうそう！私も早く寝て明日に備えることにする！」
みんなの姿も見れたし満足だ。
私は爆豪くん、轟くんに続くように部屋へと向かった。
No.124 ◇ホッコれ仮免講習→←No.122 ◇"ビッグ３"
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せなぴ。(プロフ) - ポンコツさん» コメントありがとうございます！スランプ気味ですがこれからも楽しんで頂けるよう更新頑張ります(；_；)！！ (2022年6月18日 21時) (
レス) id: 4abf4e90db (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！これからも更新楽しみに待ってます☆！ (2022年6月12日 14時) (レス) @page44 id: 16f55af0f9 (このIDを非表示/違反報告)
せなぴ。(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメントありがとうございます！不定期更新となっていますがこれからもよろしくお願いします……！！ (2022年5月29日 10時) (レス) id: 4abf4e90db (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年5月22日 20時) (レス) @page42 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
せなぴ。(プロフ) - らいさん» コメントありがとうございます！映画編は今の所、書く予定はないです(；_；)ですが、いつか構成やネタなどが思い浮かんだら挑戦したいなと思っているので、出来上がった際は是非読んでいただけたら嬉しいです！ (2022年4月24日 21時) (レス) id: 4abf4e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せなぴ。 | 作成日時：2022年2月13日 15時
