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屍を食らう鬼5 ページ6
その年、村の作物はほとんどダメになった。
本当は豊作になるはずだったのに、急に嵐がやってきて滅茶苦茶になったのだ。
それを、僕のせいにされた。
僕が存在しているから。
僕が生きているから。
僕が死んでないから。
僕を殺してないから。
僕が生まれたから。
「その責任をとれ。」と大人たちは、お父さんとお母さんを殺した。
僕の目の前で。
僕が存在していたことを後悔させるため。
僕が生きていることを呪わせるため。
僕が死んでいないことを恨ませるため。
僕が殺されていないことを憎ませるため。
僕が生まれてしまったことに、慟哭するため。
お父さんは腹を斬られ、首を完全に落とされず、半分くらいつながったまま口から血を吐き、喘ぎ、苦しみの中死んでいった。
お母さんは僕の妹がいるお腹を斬られ、多量出血で死んでいく。その間、男たちは母の身体で遊びに遊びまくった。
僕は無意識に、お母さんで遊んでいる男から刀を奪い取り、全員殺してやった。
僕を捕まえようと複数の人間が向かってくる。構わず、殺した。
刀を振り下ろしてくる人間たちが来る。てきと〜に殺した。
返り血を浴びて、真っ赤になった僕におびえてしりもちをついている女子供。弱すぎて、呆れた。んで殺した。
そして、お母さんとお父さんの所に行って、刀を飲み込んだ。
場面切り替えをいたします。(読まないとわからないかもしれません。)→←(続き)
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作者名:Reset | 作成日時:2019年3月22日 22時