最後の一手 ページ37
『ねぇ、羂索。全方向から攻撃を受けたことはある？』
羂索「ある訳ないだろう。……まさかお前」
『良かったな、苦しまずにﾀﾋねるよ。』
通常、【極の番 うずまき】とは一体の呪霊の呪力を凝縮して相手にぶつけるものである。
一撃でも強力だが、50体分全てぶつけられたらどうなるだろう。
勿論、逃げ場など無いように全方向でだ。
私が心配なのはただ1つ。
傑の身体がしっかり残ってくれるかどうかだ。
そこはもはや賭けでしかない。
だが、これならば確実に羂索を倒せる。
もし身体が残らなかったとしても、傑ならきっとわかってくれる。
そう身勝手に決め込んで準備をする。
『【呪霊躁術 極の番】』
羂索「クソっ！俺にはまだ計画が……！」
『そんなのは私の知ったことでは無い。さっさと消え失せろ。【うずまき】』
容赦なく羂索に全方位からうずまきを浴びせた。
羂索「夏油ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！」
羂索は悔しそうに叫びながら、倒れた。
幸い、傑の体は残っている。
そこから羂索の部分、すなわち脳を取り出す。
傑の身体から、羂索という不純物を取り除かなくては。
糸を引っ張って、脳を露わにする。
脳には口のようなものがあり、気持ちがいいものでは無い。
全く、そんなものが傑に入っていたとなると寒気がする。
脳を取りだし、完全に消滅させた。
これで完全に傑を取り返すための戦いが、ようやく終わったのだ。
頭がなくなってしまった傑を抱きしめながら、そう実感する。
傷だらけにはなってしまったが、傑の身体を取り返すことが出来て本当に良かった。
傑はあの世で喜んでくれているだろうか。
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getou(プロフ) - 舞さんありがとうございます！これからも頑張るので読んでもらえると嬉しいです (2022年9月27日 15時) (
レス) id: 5a297528ee (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます！！ (2022年9月27日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：getou | 作成日時：2022年9月4日 20時
