領域 ページ36
羂索「まさか新たな領域展開を作るとは……」
『予想外だったか?』
羂索は未知の領域展開に驚いていて、動揺が隠せていない。
全くいい気味だ。
『この領域にどんな効果があるのか、当ててみな。』
この領域の効果はただ1つ。
私の呪力がある限り、自分と私が選んだ物や人になんでも出来るということだ。
ものや人には当然わたしの呪霊も含まれる。
羂索は沢山いる呪霊を少しでも手駒にしようと取り込もうとしているようだが、一向に取り込めなくてイライラしている。
当然だ。
羂索「一体何が起こっているんだ……!なぜ呪霊が取り込めない!この呪霊は低級のはず…………まさか……!」
『そのまさかだ。』
どうやらこの領域がもたらす効果について気づいたようだ。
『この領域は、私の呪力を糧に呪霊達の能力を一気に特級レベルまで引き上げたんだ。私の呪霊、50体分全てね。』
羂索「馬鹿な、それだとお前の呪力が無くなって領域を維持できなくなるぞ……!?」
『生憎、私の呪力は多いんでね。まだ全然余裕だ。』
勿論、嘘だ。
決してそんなことは無い。
結構私の呪力も無くなってきていて、呪霊を一気に動かしたらその一手で私の呪力は尽きてしまうだろう。
そうなると勿論領域は維持出来なくなるし、反転術式も使えず私はタヒぬ。
これは一か八かの賭けになる。
だからこそ、一手で。
確実に奴を仕留めてやる。
もうすぐだからね傑。
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getou(プロフ) - 舞さんありがとうございます!これからも頑張るので読んでもらえると嬉しいです (2022年9月27日 15時) (レス) id: 5a297528ee (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます!! (2022年9月27日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:getou | 作成日時:2022年9月4日 20時