それでも ページ25
うずまき同士がぶつかり合い、辺りはもうボロボロになっていた。
そんなボロボロの場所に立っているのはA、ではなく羂索だった。
まぁ、羂索も無傷では済まなかったようだが。
Aはというと、血を流しながら地面に倒れていた。
羂索「くっ……くくっ……滑稽だな(嘲笑)」
羂索の言葉と共にAは起き上がろうとした。
だが、さっきのダメージが強すぎて立てないでいる様子だった。
それでも羂索はなおも話を続ける。
羂索「あれだけ俺を倒すと言っておきながらこのザマか。」
『…………』
羂索「自分の術式を使わないと俺には勝てないというのに。何故使わない?」
『……お前に、教えるわけ……ないだろ。』
羂索「まぁ、今そんなことを聞いたところで呪力が無いから意味が無いか。もう戦えないんだから、さっさと……は?」
今まで羂索の目の前に居たはずのボロボロのAが消えていた。
『お前こそ、もう戦えないんじゃないのか?』
羂索「なっ……!いつからそこに!」
背後に現れた姿は先程までのボロボロの状態ではなく、傷も全てふさがった綺麗な姿だった。
『ついさっき、お前がベラベラ喋ってる間に。もう一度言うぞ。もう、戦えないな。』
そう言い放った途端、羂索の両腕が落ちた。
羂索「!?…………舐めやがって!」
『お前を舐めるわけが無いさ。……汚いゴミだからな。』
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getou(プロフ) - 舞さんありがとうございます!これからも頑張るので読んでもらえると嬉しいです (2022年9月27日 15時) (レス) id: 5a297528ee (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます!! (2022年9月27日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:getou | 作成日時:2022年9月4日 20時