兄の体 ページ23
羂索「……酷いじゃないか。」
『お前が悪いだろ』
羂索「そうじゃなくて。」
そうじゃないなら一体なんなんだ
羂索「よく実の兄の体に傷をつけられるなと思って。」
『は?』
だからなんだよ。
羂索「だって大切な兄だろう?それなのに殴るとか……」
「お前、人の心無いんじゃない?」
『そうだな。確かにこれはお前の言う通り、傑の……兄の体だ。』
……大丈夫。
『体も呪力も術式も全て傑のだ。だけど、脳ミソだけは違う。』
これは傑の体なだけで傑本人では無い。
『傑の体には羂索、お前という"余分な物”が入っている。』
これでは純粋な傑とは言えない。
『羂索、私はね。傑からその不純物を取り除くためにここまで来たんだよ。』
そう言いながら術式を発動させる。
『『開』』
羂索「!?」
『今からお前の脳ミソを、全部引きずり出してやる……!』
羂索「やってみろ、夏油A!!」
傑の為の戦いが今、始まる。
私はただ、傑のために戦い続ける。
たとえ、自分が死んでも。
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getou(プロフ) - 舞さんありがとうございます!これからも頑張るので読んでもらえると嬉しいです (2022年9月27日 15時) (レス) id: 5a297528ee (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます!! (2022年9月27日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:getou | 作成日時:2022年9月4日 20時