天元 ページ13
扉の先には天元、九十九由基、そして脹相がいた。
天元「初めまして、呪いの双子。……今は片割れ、の方が正しいかな?」
『……どうでもいい。アンタ、人じゃないでしょ。』
天元「鋭いね、そうだよ。進化を果たした今の私は、組成としては人間より呪霊に近い。」
『……じゃあ私も取り込めるな。』
天元「そうだね、君の実力からして完全に取り込まれてしまうね。」
九十九「いや、Aちゃんに呪霊操術の術式は使えないだろう?……それは夏油君の……」
『術式と呪力は傑から貰った。』
九十九「!?」
『……天元、私に話があるんでしょ?』
天元「……そうだね。単刀直入に言おう、もしもの事態になったら私を君が取り込んで欲しい。」
九十九「なっ……!」
脹相「!?」
天元「万が一、私が取り込まれてしまった時は羂索から私を取り返して欲しいんだ。」
『……』
天元「君なら私を悪用はしないだろうし、羂索に取り込まれるよりは君に取り込まれた方が世界も安定する。……この頼みを聞いてくれないかな?」
『……分かった。言われたことはやろう。』
天元「ありがとう」
『ただし、悟の封印をとく方法を教えろ。』
天元「この、獄門疆裏を使うんだ。これを天使を名乗る千年前の術師の術式を使ってこじ開けるんだ。彼女は死滅回遊のどこかのコロニー内にいるから探して。」
『……分かった。じゃあもしもの時は任せろ。』
とにかく、天使を探せばいいんだな。
協力する気がなかったとしても、半殺しで連れてきて無理やり使わせればいい。
とにかくコロニー内を点数を稼ぎながら探すか。
九十九「……どこに行くつもりかな?」
『……死滅回遊に参加しに行く。片っ端から点数を稼ぎに行くの。』
そう言い、本殿から出ていった。
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getou(プロフ) - 舞さんありがとうございます!これからも頑張るので読んでもらえると嬉しいです (2022年9月27日 15時) (レス) id: 5a297528ee (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます!! (2022年9月27日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:getou | 作成日時:2022年9月4日 20時