食堂のお姉さん！2【呪術廻戦】

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伏黒side

Aの語りに背筋が凍る


｢あと2寸、女の指が男の頭に触れようとした時、


『寒くはないか？』





その言葉に雪女はちいさく、囁いた

『いいえ』





それから男が話しかけても返事が無く、
少し心配になった男は振り返り籠を見る

でも、そこに女はいなかった


代わりに、衣に包まれた雪がそこにあった






女は、男の優しさに触れ、その温かさに、涙を流し、
雪へと溶けた


って話。
妖しくもなんとも言えない切なさでね、
お気に入りかなー。｣


｢やば、なんか、泣ける｣
｢Aちゃんの語り口調が凄くて聴いてて想像しやすかった、古文とかはAちゃんに授業やってもらいたい｣
｢えー？さとるの授業だって面白いじゃん｣
｢じゃあ後で他のお話も聴かせて！｣
｢良いよ｣



なんか3人とものほほんと授業始まったけど

俺、まだ鳥肌立ってるんです
怖いんだよ！Aの話し方が！

こいつに怖い話させた時なんて、、、

夜寝れなかったんだからな！

｢あっれー？恵ちゃんどうしたのー？
怖かった？怖かった？｣

くっそ、からかってきやがる！

でもパプリカオンリーの昼飯は嫌だっ、

言い返したくても勝てないのは目に見えてる、

｢せんせー恵くんが授業聞いてませーん｣
｢おーい恵、音読させるぞー。｣
｢せんせーAがからかってきて集中出来ません
食堂に連れてってやってください｣

｢お前の集中力が足りないだけだ。
Aは教科書に夢中だぞ｣

先生の言葉に横向けば、ペラリと教科書捲って集中してる

｢おい元ヤン、どうでもいいから早くノート書けよ｣
｢あ？誰が元ヤンだ！Aに言われたくねーよ｣
｢よく言うよ、人山積みにしてガンつけて座ってたくせに｣
｢それおめーだろ｣
｢恵だよ。写真持ってるからな。津美紀ちゃんに呼ばれてあん時写真撮ったんだから｣


言い返しても言い返せないような事で被せてくる

この師弟には口喧嘩でも勝てねぇのかよ！

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雪女の話は、お母さんから聞いて耳に残ったお話です！
雪女と耳なし芳一って、どっちも小泉八雲さんのお話だからだいたい1冊になってる事多いですよね

ジャパニーズクラシックホラーってジャンル
私自信好きで、本屋で見つけちゃうとすぐ買っちゃうんですけど
家帰って、同じ内容の本、こっちにもあった、、、って事が4回ほどありました。
いい加減にしろってお母さんに怒られました。笑

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