食堂のお姉さん！2【呪術廻戦】

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五条side

起きてんのか寝てんのか、
いや、これは確実に寝てんな。
隣のAの部屋から目覚ましの音が鳴り響いている
｢A？入るよー？｣

部屋に入ると、目覚ましの音が大きく聞こえる
ベッドの上で布団が丸まってもこっとしてる

Aを引き取ってから僕の毎朝の日課になっている。
一日の始まりは、
朝が弱いAを起こす事から始まる

｢A起きろー｣
｢うぇー｣
掛け布団を持ち上げたが姿が無い

あれ？

掛け布団を見ると引っ付いてぶらーんとぶら下がってる
｢そんな、忍者みたいなことしてないの！｣

布団をひっぺがして、Aの前髪を
赤ちゃんの髪を括るようなイチゴがついたヘアゴムで前髪を括らせ、
歯磨きして、顔を洗わせる
それでもまだ頭が寝てるみたいで、

隣で僕は歯を磨いてたけど、

Aは、ぼーっと水道の前で顔濡らしてぽたぽた床に垂らしてる
｢こらこら、お顔拭きなさい！｣
｢んー｣
僕にタオルで顔を拭かせるのなんてAぐらいだよ。

｢ほら、そろそろご飯炊ける時間だよ！｣
｢んー、きがえるー。｣

ぽけーっとしたまま部屋に着替えに行った。
これで2度寝に入る事もある



｢着替えたー？｣
｢んー、、、｣
ノックして部屋に入ると、僕の思った通り
ベッドに突っ伏してる
｢Aちゃーん、朝ご飯の時間ですよ？
起きないとだめだよー｣

中途半端に着替えてたAの着物を
ちゃんと着付けたけど、
髪の毛は難しくて
ポニーテールに結んじゃった。

食堂に連れていくと、炊けたご飯の匂いで起きたのか
｢銀鮭、お豆腐とわかめの味噌汁、つるむらさきのおひたし、卵焼き、、、｣
朝ご飯のおかずに絶対合うラインナップをぽつりぽつりと呟いてキッチンの中に入ってく

あんなにポヤンとしてるのに
生徒のみんながご飯食べに来るまでには
ちゃんと目覚ますんだ。

中学の時とかもちゃんとそれで起きてほしかったよ。
毎日寝坊するし、テストの日もゲームやって夜更かししてたし、育ての親としては、あの頃は呪霊と闘うよりも毎日ドタバタしてたなぁ。

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