【呪術】もうダルいわ。2！【モノノ怪】 (ページ39)

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五条side

｢パパみてみてー！｣

｢なぁに？｣

可愛い娘の声に
任務の資料をデスクに置いて振り返ると

白いワンピースに身を包んで可愛い笑顔

あぁ、天使。マジ天使。
仕事の疲れも飛んで癒される。

むんって腕を前に出してクリームパンみたいなお手手

｢これー！｣

Aの開いたちっちゃい手。

そこにはセミのぬけがらが1つ

｢わ！抜け殻なんてよく見つけたねー！｣

わしゃわしゃと頭撫でると
嬉しそうに目を細めてえへへと笑って

子供らしさ満点の人気キャラのショルダーバッグから缶を1つ取り出した

｢これね、あげるー｣

Aがパカッと蓋を開けたらセミのぬけがら集合体

｢うわああっ！｣

さすがに驚いて放り投げるとこだった

｢おじいちゃんがねー、これパパ好きって言ってたからさっき硝子ちゃんと集めてきた｣

やめて？好きじゃないから。

あのクソジジイっ

こないだ勝手に羊羹食ったから怒ってんのか？

｢A〜、おじいちゃんが抜け殻集めてたから今度逢いに行く時にあげたらきっと大喜びするよ〜｣

｢ほんとー？じゃあもっと集めてくるー！｣

麦わら帽子被って
素直にポテポテ走って抜け殻集めに外に出るA

じじいに連絡しとくか。

クソジジイの誕生日プレゼントは
Aからのセミのぬけがらに決定な。

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｢悟、Aが楽しそうに
窓のサッシにセミのぬけがら並べてったんだが、｣

｢え？｣

Aお願い学長にはイタズラしないで！

｢こらA〜！｣

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