【呪術】もうダルいわ。2！【モノノ怪】 (ページ3)

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3 side五条ページ3

世間は2月。

お絵描きしてたAも
お昼寝の時間で眠くなったみたいで、

安定の僕のお腹の上で、
ぐでぇって脱力してすぴすぴ寝息立てて寝てる
よくお父さんのお腹の上で赤ちゃんが寝てるあれ。

、、、
｢おにぎりぃ～｣
指で三角作って、Aの顔にあてる

｢っんふっ、｣

笑い堪えなくて変に笑っちゃった

[はい。こちらのお店では節分にちなんだ、]

テレビから聞こえてくる声に、

あー、節分か、、、
あいつらと恵方巻きくって大豆のぶつけ合いしたな。

あ。そうだ。

豆あったな。硝子がAにって買っておいたんだった

｢んむぅ、、｣
目を擦りながら起きたAに
｢おはようA！｣
コートを着させ、マフラー巻いて、
ちっちゃい靴を履かせる
｢豆撒きしよう！｣

部屋の窓を全部開けて

升に大豆を入れたのを持たせる

｢よし！鬼はーそと！福はーうち！｣
僕のかけ声に、Aが豆まいていく

短い腕頑張ってふんふんって振ってる
っっかっわぁぁあ

｢恵方巻き持って来ました｣
｢薬売りさん！｣
恵方巻きの材料無かったから買いに行こうとAと高専の敷地を出ようとしたら、
薬売りさんがタイミング良く来た

｢悟くんにも久しぶりに会いたかったですし｣
｢えー！嬉しい！薬売りさんも一緒に夜ご飯食べよ！｣
｢ではでは。｣

薬売りさんが買ってきてくれた恵方巻きを持って
部屋に戻り、A抱っこして水道で手を洗わせる
インフルエンザとか怖いからね

｢豆撒きは終わったんですか？｣
｢そう。さっきまいたんだー｣
そういえば薬売りさんって豆まきとかすんのかな
｢薬売りさんもやりたかった？｣
｢、私も、先程豆まきしたんです。｣
｢へー、、、？どこで！？｣
｢鬼灯さんのとこで｣
｢え？｣

｢あ、Aはまだ喉に詰まらせちゃいますからね
この切れてるのあるんですよ｣
鬼灯さんって鬼神って言ってたやつだよね

本物の鬼！？

｢悟くん。豆まきを本物の鬼のぶつけるの、
面白いんですよ｣

上品にクスクス笑ってるけど、

忘れてた。

薬売りさん、この見た目で

ドSだった。