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4 side薬売り ページ4

今日もまた、鬼灯さんのとこへ薬品を渡しに行くと
何やらいつもより騒がしい。

「これはいったい、、、」
そろっと顔を出して見てみると
閻魔庁の中が阿鼻叫喚
支柱に獄卒さん達が括り付けられて
ビシバシと何がが当たってる様で
痛そうな悲鳴が聞こえる

「あ、薬売りさん。いらっしゃいませ」
相変わらず涼しい顔して私に挨拶してきたけど、

「その手に持っているのはなんですか」

「これですか。技術部に頼んで作ってもらいました。
豆鉄砲です」


「いや豆鉄砲とか可愛いもんじゃないですよね
ガトリング砲ってやつじゃないですかそれ」
鬼灯さんが手に持って、支柱に括り付けられてる鬼さん方に向けていたのはガトリング砲でした

「いたっ、痛い!すみません!すみませんでした!
はい!ぬるい拷問してました!すみません!」

「この獄卒達は勤務時間帯になっっっまぬるく仕事してたり、サボったりしてた奴らなんです
どうですか。薬売りさんもご一緒に。
鬱憤晴らしに良いですよ。節分ですし」

「、、、では。」



お酒が入れられていただろう樽に、
大量に入れられた豆

「いっ、鬼灯さまっ!ガトリング砲じゃ、まっ
威力変わってねぇ!!!」

鬼灯さんもガトリング砲置いて、
ご自身の手で豆をぶつけてるけど
ガトリング砲と変わらない、、、いやそれ以上の威力でさすがですね。
ボールは人に当てるものだとお考えのワーカホリック

「あなた達が、サボるせいで、私のとこに、
相談が沢山来るんですよ。おかげで四徹目です。
もう一度研修したいんですか」

すげぇ、鬼灯さんプロ野球の投手いけるんじゃないんですか?
あ、ダメだ。バッター当てにいく鬼灯さんしか想像出来ない。
デッドボールばかりでチーム負けますね。

私は対して今月そこまで妖にあってないのでストレスは溜まってないのですが、、、

獄卒さん達の鼻の穴に豆を投げ入れてくの楽しいですねぇ、
すほって吸い込まれるように入ってくのいいですね

「的確に鼻に入れてくそのコントロール、
獄卒になりましょう薬売りさん」

「いえいえ。わたしは、ただの薬売りです。
手伝いならできますので。ね?」









「という事が閻魔庁でありましてね、
いやいや、楽しい豆まきでした」


そう悟くんに話すと
ぼそっと、一言

無自覚ドSって怖っ

と、呟いた



また来年も節分に合わせて閻魔庁遊びに行こうかな。

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A - めっちゃ面白いです!五条さんの親ばかには笑ってしまいます笑 (2021年8月19日 21時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆか | 作成日時:2021年1月30日 23時

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