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11 side五条 ページ13

Aは呪力を抑えれるようコントロールできるようになったからそこまでの呪霊ホイホイじゃなくなったけど、

不安すぎるから登下校は着いていこうと思う。
「やめとけ、不審者がられるぞ」
「止めるな!Aを!Aを安全に学校まで送るんだ!」
「なんのための登校班があんだよ」

そう、1年生から6年生、まで近所の子達とかがいくつかの班に別れて学校に行くのだ

「お前はAが帰ってきたら
笑顔でおかえりって抱っこしてあげりゃぁ良いんだよ」
「硝子の父親感なにそれ、背中が逞しく見える」
「私が父親になっていいならなるけどな。」
「だめ!Aのパパは僕なの!」
「なら黙って仕事しろ。小学校低学年の帰宅時間は早いらしいしな。
それに初日の今日はオリエンテーションだけだから」

「え?」
「お昼にはここ帰ってくるぞ」
机の上には山積みの書類達
「伊地知に迎えに行かせるのか?」

は?伊地知に?

僕が迎えに行くに決まってんじゃん

多分、、
生まれて初めてこんなに早くボールペン動かしたわ。

過去一の速さで仕事が終わってく





あっという間に11時。

「下校時って登校班で帰ってれないよね」

「そりゃそうだろ。学年毎に終わる時間違うんだから」
「じゃあさ、A、一人で帰ってくるの?」


「んや、近い家の子達が一緒に途中まで帰ってくる。
つか昨日入学式の時に担任が言ってたろ」
「え?A見てて話聞いてなかった」

「そろそろ帰ってくるんじゃないか?」
僕はダッシュで高専の敷地を出て小学校がある方に向かって歩いてAを探すと

ちっちゃい集団が曲がり角から現れた


「あ!パパ!!」
「A!おかえり!!」
しゃがんで腕広げて待ってると、
僕に抱きついてきてくれた
「また明日ねー!」
「ばいばーい!」

女の子2,3人に男の子4、5人いたから
1人じゃなかったし、お友達も出来たみたいで
パパは安心したよ

そのまま抱っこして、高専の敷地に入ると、
補助監督とか、Aが3歳の時から知ってる業者のお兄さんとかがおかえりって声を掛けてくれてる
Aもいい子に育って、皆にただいまって返してる

「学校はどうだった?」
「あのね!おともだちいっぱいできた!」
にぱーって笑って喜んでるAみて僕も頬の筋肉がガッツリ緩んだ。




「パパお仕事は?」
「終わったよー!さーて、パパとお昼ご飯食べよーね」


「おい、Aパパ、書類終わってないぞ」
「アッ」

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A - めっちゃ面白いです!五条さんの親ばかには笑ってしまいます笑 (2021年8月19日 21時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆか | 作成日時:2021年1月30日 23時

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