Being fucked by sweet poison 2【梵天】 (ページ37)

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ママから？

渡された封筒にはアルバムで何度も見たママの字

Aへ

って書かれていた

｢お兄さん2人が心の支えになってるみたいで
安心したよ｣
住職さんは、りんちゃんと蘭ちゃんの顔を見て
仏みたいな優しい顔で微笑んだ

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お墓参りから帰ってきて
お昼ご飯に家の中で流しそうめんして
3人で映画観てたらお昼すぎの眠くなる時間
2人とも観ながら寝ちゃって
私は住職さんに渡されたママからの手紙を思い出して
キッチンのカウンターに置いてたそれを取る

さっきより、変わらないはずなのに何故か重く感じた

今、読むべきか、

まだ先か

悩んだ末に封筒を開くと1枚の手紙

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Aへ

この手紙を読んでるAは何歳になったかな
あなたを残して死ぬママの事を恨んだかな
この手紙は、死ぬ前に書き終わらせて、
パパのお墓があるとこの住職様に渡します

Aに私の振袖着て笑顔で成人式迎えてもらうのが
ママとして、Aが大人になるまでの楽しみの1つでした

もしもママがいなくても着てくれるかな、

早くクズキからは逃げれた？
最後まであなたを守れなくて本当にごめんなさい
こんなママ、恨むよね

恨んでも良い。ママの事嫌いになってもいい。

ただ、Aはその分幸せになってね

今は、幸せな大切な家族ができましたか？
Aを守ってくれる人はできましたか？
この先Aが恋愛して、Aを一生愛して護ってくれる素敵な人と幸せな家庭を築いてね

寿命を全うに生きて、
もしもママの事を、まだママと呼んでくれるなら
楽しかったこと、愛してくれたカレの事、
たくさんお話聞かせてね

ママはAが幸せな生き方を見つけてくれることを願ってます。

ママより

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恨んでなんか無い
ママの事恨むわけないじゃん、
ママは私の事守ってくれてた

でも
わたしが弱くて、
ママを守れなかった

あの時の自分が憎い

今の私のことを見透かしてるかのような手紙に
じわりと鼻が痛くなる
｢んー、A泣いてんのか
よしよし。こっちおいで｣
すすり泣いてしまい声を拾ったのか
蘭ちゃんが目を開けて私を抱き寄せた
｢眠くて泣いてんのかー？
兄ちゃんに言ってみ？｣

ママ、
私には今、守りたい家族がいるよ
大切な家族がいるよ

わたしがそっちに行った時には
蘭ちゃん達の話をいっぱいするから、

だから

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