Being fucked by sweet poison 2【梵天】 (ページ31)

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｢あ？麻酔もう消えてんだろ。

あ、

安心して大丈夫だこれ。起きてるよ蘭さんも｣

｢うそ、｣

｢Aが泣いちゃったから起きるの迷ったわ｣
ムクっと起きる蘭ちゃんに驚きを隠せない

｢俺3発ぐらい撃たれてた？｣

｢5発｣

｢まじか｣

からから笑いながら日向先生に聞いてる蘭ちゃんに
脳が追いつかない

｢A、言ったろ兄ちゃん｣
私の手を握り返してじっと目を見てきた蘭ちゃん

｢泣き虫で寂しがり屋のAの兄ちゃんやれんのなんて
俺と竜胆しかいねぇって
だからA置いて勝手に死んだりしないって。

Aのママとパパにも約束したんだ
向こうに行ったら追い返してもらうようにな｣

｢っ、バカ、良かった｣
安堵に泣き崩れてしまった
2人してケラケラ笑ってくるのに少しだけイラッとして
握ってた手に力込めるも2人からしたらなんともないようで
平然としてる

こんな時にからかって笑ってくる2人に怒りたいけど
目が覚めてくれた2人に嬉しくて涙が止まらない

｢ほらもーそんな泣くと目溶けちゃうぞ〜？｣

｢うー、｣

パパみたいに、ママみたいに、
もう二度と会えなくなるかもしれない覚悟を
しなくちゃいけないかと思った

信じてたけど、怖くて、
生きた心地がしない1日だった

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1週間は家で、安静にしてろって事に
まんじろーもココさんも、先生の言う通りにしとけって
2人に言ってくれてから4日

最近仕事忙しくて
お兄ちゃん2人だらだらする時間なかった分
発散するというレベルでだらけてる

｢A〜、蘭ちゃんとゴロゴロしよーよー｣

蘭ちゃんもりんちゃんも
ソファかベッドでずっとゴロゴロして
お腹に回してきた腕を離してくれない
｢でも2人が食べるご飯作んないと、｣

｢たまにはデリバリーしようよ｣

りんちゃんまでそんな事を言ってくる
それにしても、
2人ともお腹に弾受けたってのに元気すぎる
はるちゃんが言ってた殺しても死なないっての
何となくわかった気がする

｢せっかくの休みだし遠出しよーぜ。
俺牛タン食いてぇ｣

｢俺日光の天然かき氷食いてぇ
Aは？｣

｢じゃあ…栃木と仙台行きたい。｣

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