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寝ろと言ってももう太陽も昇った午前9時
眠れないのもわかるけど、やつれた顔してるAを
そのままにしておくのは出来ない。
俺がマイキーに殺される
イヤイヤ期のガキみてぇにめんどくせぇほど嫌がるAを逃げれないように抱っこして
そのままひんやりとしたシーツに倒れる
Aに付き添ってたから俺も徹夜で眠ぃ。
「眠くない」
「嘘つけ。眠いだろ」
「嘘じゃない、だからやっぱり病院戻る」
「目閉じてれば眠くなっから。ほら寝るぞ」
いつもはアイツらと同じにおいしてるのに
今日は俺と同じシャンプーの匂いがする髪を撫で続けてると段々と瞼を閉じようとしてきてる
このまま眠っちまえ
堕ちたのか力が緩んだ俺のシャツを掴む手
顔を覗けば涙を1つ流したまま眠ってる
やっと寝たか、
マイキーに報告するとそうかの3文字が返ってきた
これでアイツらが目を覚ませばうるせえけど
Aが辛く泣いてるのを見ないで済むってのに
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寝ろ寝ろうるさいはるちゃんの頭撫でてくる手が
眠気を誘って来る
結局眠ってしまい、
起きたらもう昼を過ぎていた
「起きたか。」
あくびしながらはるちゃんがシャツを渡してきた
「Aの服、血ぃ付いてっから今日はこれ着とけ。」
ぼやぼやとした頭
はるちゃんがぱっぱと着替えさせてきて
頭がはっきりしてきた頃には車の中だった
「腹減ったろ、俺の家今なんもねぇからコンビニでいいか?」
「…はるちゃん、私行くとこある。
ここに連れてって」
はるちゃんにメモした住所を見せると眉をしかめられた
「ここに行ってどうする気だ」
「殺してくる。」
「は?何言ってんだ、」
「2人を殺してまで奪おうとした情報
まぁ取り返したけど、組織がその事で梵天に乗り込んでくる前に殺るしかないでしょ。
敵対組織として梵天は脅かしてくる存在、握られた情報を他にばらまかれたくないなら尚更来るはず」
私ははるちゃんが握ってるハンドルを横から操作して
ブレーキを踏まさせた
幸い後続車は無かった
「行ってくるから、はるちゃんは病院行って。
お兄ちゃん達の事見てて」
車から降りようとしたらはるちゃんが腕掴んで止めてきた
「一人で行こうだなんて無謀すぎる」
「大丈夫だから。
はるちゃんは何も考えないで先に行ってて
ちゃんと、皆のとこに生きて帰るから」
気持ちが伝わったのか腕から手を離して
私にはるちゃんはこれを持ってけってはるちゃんが愛用してる銃を渡された
「ありがとう」
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まゆか(プロフ) - 飴玉さん» っ嬉しいです!ありがとうございます (2022年1月3日 7時) (レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
飴玉(プロフ) - Heartache.....大好きです..... (2021年12月28日 15時) (レス) @page43 id: 16dec3cb2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆか | 作成日時:2021年12月7日 0時