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ひとまず何も考えたくなくて
お兄ちゃん達が商談から帰ってくるまで
いつもの暇潰しどおり
まんじろーの髪で遊んだり、
目の下の隈をなぞったりして遊んで普段通りにしていたのに
何かが違ったのか、まんじろーが顔を覗き込んできた
｢A？なにがあった？｣
隈をなぞってた私の手を取り握る
｢今のA、エマと同じ顔してる｣
｢まんじろの妹のエマちゃん？｣
｢あぁ、あいつもそんな顔してた。
それで、誰にだ？｣
｢何が？｣
｢誰に恋したんだ｣
｢恋なんかしてない…勝手に決めないでよ｣
自分だってわかってないんだから、
｢…そうか、ごめんな｣
｢まんじろ、｣
｢ん？｣
｢なんで人間って恋愛感情とか、細かいのがあるの？
そんなややこしいもの捨てちゃえばいいのに｣
どう捉えたのか、小さく笑って私の頭を優しく撫でた
｢そうだな…。
だから人間なんだよ。
その感情が神様に植え付けられたから、
Aがこの世に生まれてきた。
俺も、もちろんお前の大好きな蘭達もな。
そういうのも含めて回ってんだよ世界は｣
｢人間って難しいね｣
・
商談から戻ってきて報告書も終わらせ、
A連れて帰ろうと探すと鶴蝶にマイキーのとこにいるって教えてもらい行ってみれば、
冷たい床に座ってどこか遠くを見つめていた
｢マイキー、A｣
｢Aならいる。
A、蘭が迎え来たぞ｣
｢A〜？兄ちゃんだぞー。｣
｢蘭ちゃん、お疲れ様｣
まだ座ってるAを抱き上げてお土産の水羊羹を渡すと
ちょっと笑顔になった
｢マイキーとなんの話してたの？｣
｢昔はるちゃんが手の付けられない暴れ馬だったって話
聞かせてくれてた｣
それ俺も聞きたい。
少しモヤついてた顔をしてたAも、話しているうちにスッキリした顔をさせた
｢蘭ちゃんは、商談どうだったの？｣
｢もちろん交渉成功♡
兄ちゃんに不可能はねぇからなぁ｣
まぁ煽りまくって契約結ばせたんだけど。
とりあえずAが何か隠そうとしてるのはわかったけど、
今日は問いたださないでいいか。
何があったのか後でマイキーに聞けば。
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まゆか(プロフ) - maaruさん» ありがとうございます！ラストまで楽しんでいただけたら嬉しいです!! (2021年12月10日 4時) (
レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
maaru(プロフ) - ほんっとにきゅんきゅんするし面白いです〜！！最近読み始めたんですけどもうハマりました！まゆか様のペースで頑張ってください〜！ (2021年12月9日 21時) (レス) @page26 id: c5f091f9f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - shinox2さん» ほんとですよねー！この先どう展開にしようか楽しんで書いてます😂 (2021年11月29日 10時) (レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 恋愛させてあげたいーー!!!!でもお兄様方のセコムが強すぎるぅぅぅぅ (2021年11月26日 16時) (レス) @page35 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - ▼とある黒兎さん» ありがとうございます!!!楽しんでいただけるような作品に作り上げていきたいので是非とも新シリーズも最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです😂 (2021年11月13日 18時) (レス) @page11 id: 0b08a23bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆか | 作成日時：2021年11月9日 4時
