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｢蘭ちゃん見てみて！鶴蝶さんが塗ってくれた！｣
休憩がてらにAがいる休憩室に入るなり
ニコニコして俺に爪を見せてきた
｢おー可愛いじゃん｣
わしゃわしゃと頭撫でて隣に座ると嬉しそうに爪を見つめている
｢…蘭ちゃんにも塗って♡｣
｢良いの？｣
｢爪割れそうだから保護も兼ねて。Aと一緒〜｣
鶴蝶からマニキュア貰ったみたいでAに塗ってもらい
乾くのを待ってる間にAは窓から差し込む陽気に眠くなったみたいで膝枕して寝かせると
鶴蝶も休憩しに来たみたいで缶コーヒー片手に入ってきた
｢おーカクちゃん、Aの爪可愛くしてくれてありがとな｣
｢蘭、｣
・
｢えー？Aが俺の口調移ってカクちゃんって？
素直で可愛いだろ〜？｣
蘭にAが俺の事カクちゃんって言った事を話したら
楽しそうに笑いながら蘭は膝の上で昼寝してるAの頭を愛おしそうに撫でてる
｢だから、逆に心配になるんだけどな。
何にでも染まれちまうから、
自分を護ろうとあの頃は強がっていただけで
本当は真っ白な子だから｣
｢兄貴ってそういうもんなんだろ？｣
｢そうだな、下の子を守るって気持ちが強いんだろうな｣
ははっと笑った蘭は俺らに見せる顔とは違って
兄ちゃんって顔をしてる
俺も、こんな暖かい兄弟がいたらなんて、
一瞬だけど考えてしまった
｢どーした鶴蝶、急に暗い顔になって｣
｢いや、ちょっと腹減って、｣
咄嗟に誤魔化した嘘は見透かされたみたいで
｢そ。お前がそう言うなら、そういう事にしといてやるよ｣
今まで、竜胆とAの兄貴してるだけあって
さりげない包容力というか、感じさせられる
｢さすがお兄ちゃんだな｣
｢お前とももう何年の付き合いだと思ってんだ｣
｢そうだったな、｣
空になった缶コーヒーを持って先に休憩室を出ようと
ドアノブに手をかけると
｢鶴蝶｣
蘭の呼び止める声
｢なんだ｣
｢もしも俺と竜胆に何かあったらAを頼むわ｣
｢は？何言ってんだ｣
｢冗談だよ｣
心臓止まるような冗談やめろ
思いっきり蘭の頭に拳骨落としてやった
痛がってたけど馬鹿な冗談言った自分を恨め。
Aを1番に守るのは俺らだって
3年前言ったのはどこのどいつだバカタレ
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まゆか(プロフ) - maaruさん» ありがとうございます！ラストまで楽しんでいただけたら嬉しいです!! (2021年12月10日 4時) (
レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
maaru(プロフ) - ほんっとにきゅんきゅんするし面白いです〜！！最近読み始めたんですけどもうハマりました！まゆか様のペースで頑張ってください〜！ (2021年12月9日 21時) (レス) @page26 id: c5f091f9f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - shinox2さん» ほんとですよねー！この先どう展開にしようか楽しんで書いてます😂 (2021年11月29日 10時) (レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 恋愛させてあげたいーー!!!!でもお兄様方のセコムが強すぎるぅぅぅぅ (2021年11月26日 16時) (レス) @page35 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - ▼とある黒兎さん» ありがとうございます!!!楽しんでいただけるような作品に作り上げていきたいので是非とも新シリーズも最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです😂 (2021年11月13日 18時) (レス) @page11 id: 0b08a23bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆか | 作成日時：2021年11月9日 4時
