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7月入りたての静かに暑さを感じさせてくるこの頃
じわりと吹き出る汗に不快を感じながら
買い出しに街中を歩いていたら
楽しそうにして歩いてるAちゃんとすれ違った
｢Aちゃん？｣
｢え？｣
名前を呼べばやはりAちゃんで
振り向きざまのなびく髪が
レースのカーテンのようにふわりと揺れる
夏らしく可愛らしい半袖のワンピースに
裾や袖から伸びるほっそりとした四肢、
白い肌が陽の光を反射させて更に白く眩しい
絵画で見るような天使、女神のようなその姿に
目を奪われるのは俺だけじゃないはずだ
｢千冬さん？｣
あの時、
理性ギリギリでAちゃんにキスしそうになってしまい、
顔赤くして震えて、逃げてしまったAちゃん
きっと怯えさせてしまっただろう。
俺はさすがに嫌われたと思った。
それでも、可愛らしい声で俺の名前を呼んでくれた
｢この前はごめん、｣
すると顔をぽっと赤くして俺から目を逸らした
｢えっと、あ、いえ。大丈夫です。｣
もしかして本気で嫌われたかもしれない
Aちゃんと腕を組んで隣にいた長身の人は
帽子にマスクをして顔は隠れているけど
見える目元から美人な人だとわかる
ただ、服装、それに袖から伸びて、Aちゃんと組んでる腕は男らしい逞しさを感じる
彼氏はいないって言ってたけど
お兄ちゃんはいるって言ってたから隣の人はお兄さんだと思いたい。
まぁ彼氏がいないって話したのは1ヶ月以上も前だけど。
｢A、行くぞ｣
｢あ、うん
千冬さん、すみません。また今度行くので、今日はこれで｣
パタパタと行ってしまったAちゃんの背中を見つめるしかできなかった。
・
店から出てAが名前を呼ばれ足を止めた
俺も止まり、Aの名前を呼んだ奴の方を見た
なんだか見たことあると思ったら髪色は変わっていたけど
東卍にいた松野千冬だと気がついた
松野が謝ったと思ったら
Aは耳をほんのり赤くさせてるし、
もしかして前に気持ちがふわふわするって言ってたけど
それって松野に対してだったのか、
それが本当だったとしたら、
これはどうするべきか。
｢はるちゃん？｣
当の本人は気づいてないのか
キョトンとした顔で俺を見上げてくる
｢…無自覚娘が｣
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まゆか(プロフ) - maaruさん» ありがとうございます！ラストまで楽しんでいただけたら嬉しいです!! (2021年12月10日 4時) (
レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
maaru(プロフ) - ほんっとにきゅんきゅんするし面白いです〜！！最近読み始めたんですけどもうハマりました！まゆか様のペースで頑張ってください〜！ (2021年12月9日 21時) (レス) @page26 id: c5f091f9f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - shinox2さん» ほんとですよねー！この先どう展開にしようか楽しんで書いてます😂 (2021年11月29日 10時) (レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 恋愛させてあげたいーー!!!!でもお兄様方のセコムが強すぎるぅぅぅぅ (2021年11月26日 16時) (レス) @page35 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - ▼とある黒兎さん» ありがとうございます!!!楽しんでいただけるような作品に作り上げていきたいので是非とも新シリーズも最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです😂 (2021年11月13日 18時) (レス) @page11 id: 0b08a23bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆか | 作成日時：2021年11月9日 4時
