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あの頃の事はもう思い出として記憶に残して
今を生きるけど、
今、お兄ちゃん達といて幸せだから
だからこそ、不安が大きく感じる
人の死を目の当たりにしているからこそなんだと思う
『2人に出会えてなかったら？』
夢の中で笑って聞いてきた私の言葉が
頭の中をずっとぐるぐると回ってる
生きてるという感覚が無くて
きっと今も冷たい闇の中を
1人でただ歩いていたかもしれない
｢大丈夫ですか？｣
嫌なほうへと考えがいってしまい、
気持ち悪くなってしゃがみこんでしまったらしく
男の人に声をかけられた
｢え、｣
｢体調悪そうに見えたんで、
あ、怪しいものではないですよ
そこでペットショップやってるんですけど、
良かったら休んでいきますか？｣
流れるままそのペットショップとやらについて行く
XJ･ランド？
お店の中に入ると
可愛い猫や犬がたくさんいる
｢今日暑いですもんね、
大丈夫になるまで涼んでいってください｣
｢ありがとうございます｣
小さな丸椅子に座らされ、
冷たいりんごジュースをくれた
｢あ、お茶とかの方が良かった？｣
｢いえ、ありがとうございます。
りんごジュース大好きです｣
ぐるりと店内を見渡すと、ひとつの写真が目に入った
あの写真に映ってる人、この人にそっくり
｢あー、昔仲間と撮った写真なんだ、｣
｢仲間、｣
｢ちょっとやんちゃしてた時にな｣
｢そうなんですね。｣
｢君は、そんなヤンチャなんかしてこなかったかな？｣
あははっと笑って言われたけど
ヤンチャか、
｢私も、少しヤンチャしてました｣
｢え!?清楚に見えんのに！｣
凄い驚かれたけど、
｢そんな驚くほどですか？｣
・
｢ペットショップやりたかったんですか？｣
｢昔はパイロットになりたかったんだ｣
｢だいぶ職種違うじゃないですか｣
｢まぁな。でも、
尊敬してた人がペットショップするのが夢でさ｣
目を伏せて哀しげに答えた松野さん
｢その人は、今は？｣
｢、もう12年前かな。10月31日に亡くなったんだ、
喧嘩って言うか抗争の末に、
場地さんは仲間を守るために｣
松野さんはその当時の話をしてくれた
｢また遊びにおいで｣
｢はい｣
そんな話を聞いて、もっと怖くなった
信頼、尊敬してた人がいなくなった時の喪失感
失う事ないって、皆死んだりしないって
皆が言ってくれてるのを信じてるけど、
わかっているけど、それでも
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まゆか(プロフ) - maaruさん» ありがとうございます！ラストまで楽しんでいただけたら嬉しいです!! (2021年12月10日 4時) (
レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
maaru(プロフ) - ほんっとにきゅんきゅんするし面白いです〜！！最近読み始めたんですけどもうハマりました！まゆか様のペースで頑張ってください〜！ (2021年12月9日 21時) (レス) @page26 id: c5f091f9f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - shinox2さん» ほんとですよねー！この先どう展開にしようか楽しんで書いてます😂 (2021年11月29日 10時) (レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 恋愛させてあげたいーー!!!!でもお兄様方のセコムが強すぎるぅぅぅぅ (2021年11月26日 16時) (レス) @page35 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - ▼とある黒兎さん» ありがとうございます!!!楽しんでいただけるような作品に作り上げていきたいので是非とも新シリーズも最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです😂 (2021年11月13日 18時) (レス) @page11 id: 0b08a23bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆか | 作成日時：2021年11月9日 4時
