胃が痛くなる2【名探偵コナン】

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Aside



美国島から戻って来てひと息ついて、

コナンと某有名携帯型ゲーム機で
セールで200円とものすごく安くなってた有名推理小説を
元ネタにした推理系ゲームのストーリーを進めていると
陣平お兄ちゃんも犯人逮捕できたようで、
探偵事務所に迎えに来た



｢1週間ぶりの、Aっ｣

｢お疲れ様、｣
げっそりとした陣平お兄ちゃんにおっちゃんも同情のような、懐かしみを感じてるような顔をして
陣平お兄ちゃんに缶ビールを渡してる

｢お疲れだったな、松田君｣

｢ありがとうございます、｣

おっちゃんと陣平お兄ちゃんは
刑事課のキツい話に花を咲かせ始めちゃって、
こりゃ帰るまで暫く掛かるんだろうなぁ
｢あ、おいAぜってぇ今のとこ他にも探すのあったって｣

｢無いよ絶対無いよ！
だって虫眼鏡マーク出なかったもん！｣

｢ワトソンはまだまだだなぁ、
絶対あるって、俺が見つけてやっから｣
コナンにコントローラー渡せば
画面の端からカーソルを当ててくがマークは変わらない
｢…ほら無いじゃん｣

｢ん？…お前が見落としただけであるって｣

｢…ホームズさん？｣
頑なに認めようとしないコナンをジト目で見てれば
デコピンされた
｢ほら探索進めていかねぇと｣
あ、コヤツ誤魔化しやがった





｢おいお前ら熱中しすぎだ｣
コントローラーを取られコナンと｢あ？｣って声を上げて
後ろ見れば陣平お兄ちゃんが呆れた顔していた

｢もう4時間も経ってんぞ。
集中しすぎだバカ｣

｢えーまだ第3章の推理ショー中なんだけど｣

｢何章あんだよ、｣

｢まだまだ。
攻略した人は140時間で終わったって
レビューに書いてあった｣

｢長編すぎだろ｣

｢小説全巻分だから｣

｢は？えぐいえぐい。やめろ。
つーか4時間でそこまで進んだことがすげぇわ
お前らの推理力でゲームやったら作成者が可哀想だわ
ほら、今日はそこらまでにして帰んぞ。｣

｢お願い松田刑事！もうちょっとだけ！
せめてこの章だけでも!!｣
コナンが陣平お兄ちゃんの腕掴んで頼んだと思ったら
蘭までストーリーが気になるみたいで
手を合わせてお願いしてきてる

｢夕飯もここで食っていっちまえよ｣
おっちゃんは酒の相手を捕まえたと言わんばかりに
陣平お兄ちゃんの肩に腕を回して。

｢まじっすかじゃあお邪魔しちゃいます｣

えっ？すげぇ、おっちゃんが言えばあっさりと


さすが縦社会。


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