胃が痛くなる2【名探偵コナン】

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コナンside



｢んで、痴話喧嘩は終わる？｣

Aも飽き飽きしたみたいでものすごくダルそうに
服部と和葉ちゃんを見ていた。

｢コナン君、痴話喧嘩ちゃうで？痴話喧嘩ってなんか知っとるか？｣
和葉ちゃんが聞いてきたけど

｢恋人同士や夫婦のたわいもない喧嘩、言い合いを痴話喧嘩と言う。｣

漫画を読みながら会話に参戦してきたAが
Wiki〇ediaみたいにサラッと答えた

｢だ、だから恋人なんかじゃ｣
｢そうそう！平次と恋人な訳あらへんやろ！｣

笑いながらバッサリ答えた和葉ちゃんに
服部が少しショックを受けたみたいで顔に出てる


はぁってソファ座ってたAが漫画から顔を上げて
和葉ちゃんを見て口を開いた

｢和葉お姉さん、ナンパされてたんじゃない？｣

｢え？｣
唐突に話し出したAに
目を丸くして大人しく話を聞く服部と和葉ちゃん

｢最初ここ来た時、少し男もんの香水の匂いしたのに
今はそんな匂いしないし、走ってきたのかちょっと髪が乱れてるし、息荒れてた。
そのちっちゃいバッグでずっと胸元抑えてたし
それで少しでも身体に触られないよう抵抗して
連れてかれる危ないとこ逃げてきたんじゃないん？｣

｢え？｣

｢そ、そうなんよ！平次に置いてかれたあとに4人ぐらいに話しかけられてな！
なんやニタニタ笑って触ってこようとしたから
バッグで抵抗して走ってきたん！｣

Aの推理がピッタリ当たって服部が驚いてガン見してる
｢お、俺、そんなん気づかんかったわ、｣

｢服部さんも、地元でもない地で1人にして置いてっちゃダメだよ。大切な幼馴染なら尚更。｣

気だるげに言ってるのに、確かにと同意するものだ。
｢和葉お姉さんの話、ちゃんと聞いてあげなきゃ、
そのうち服部さんの話聞いてくれなくなるよ。
謝るなら早いうちがいいんじゃないかな｣

そう言ったAの言葉に、はっとして和葉ちゃんに向き直って少し、言いにくそうに頭をかいて

｢その、す、すまんな和葉、｣
謝罪の言葉を紡ぐ服部に、優しく微笑んで、
｢ええよ、わたしも落ち着いて話せなかったから。｣

2人を仲直りさせたAは興味無さそうに漫画に視線戻してページをめくってはあくびしてる

｢んで、用はなんだったの？｣

ばんっと開いた事務所のドア
｢ねーコナン君Aちゃん聞いてよー！
点検で部活休みになったー！｣
蘭のご帰宅。そんで服部からのお誘い

｢事件やから皆で福井行こや｣

俺ら2人は、1文字しか声に出なかった

｢｢は？｣｣




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