胃が痛くなる2【名探偵コナン】

78 ページ30

コナンside






｢なぁ、お前って服部に会ったことあったか？｣

｢え？無いよ。無い無い。
あれでしょどっかの誰が言ったのか知らないけど
西の服部とかって言われてる服部さんでしょ？
上手い具合に会ってないよ｣

そう言えばって思って
探偵事務所で一緒に宿題やってたAに聞いてみると
横に首を振った。
そう言えば服部が東京来る時とか大阪呼ばれた時
仕組まれてるって思うレベルでAが体調崩してたもんな。


テーブルの上に置いてたスマホがブーブーうるせぇ。
見てみると服部から着信の通知

｢コナン、ケータイ鳴ってる｣
｢わーってるよ。｣
めんどくせぇ事じゃねぇと良いけど。

｢んだよ｣
『遊びに来たんやけどお前事務所おる？』
｢いない｣
何このタイムリー。

『嘘やろ。さっき部活に行く姉ちゃんに会ったで。
そこにおるんは、わかっとるんや』
｢チッ｣
舌打ちに不思議に思ったのかAが首を傾げて宿題から俺に目を移した
｢どしたの？｣

Aの質問に返事しようとしたら聞こえてきたのは到着した言葉。
『って事でもう着いたわ。』

は？早くね？お前どっから電話かけてきてたんだよ
ガチャっとドアノブの開く音に俺とAが振り向く


｢おー工藤！来てやったで！｣
聞き慣れた関西弁色黒男こと服部平次。
俺が周りに工藤新一ってバレるとしたら
ソースは服部だな。

｢・・・コナン、このお兄さん誰｣
｢さっき話した服部平次｣
思いっきり怪しいものを見る目付きで服部を見るAに苦笑いがでる
｢あぁ、服部さんか。｣


｢、くど、コナン君女の子連れ込んで何しとん｣
｢宿題だよ｣
自分で工藤って言ったことに焦ったのかオドオドしているこいつに冷静に答えAを少しばかり背中で隠す

｢さっきガッツリ工藤って言ってたけど、
知ってんの？｣
｢こいつは知ってるよ。
いつもこんなんだからヒヤヒヤして落ち着かねぇわ｣
Aにそう言うと
｢あー、演技苦手そうだもんね。｣
じーっと服部を見上げる



｢ちょおこっち来い。｣
服部に引っ張られていつも通りコソコソ話
｢あの嬢ちゃんもしかして知ってる感じか？｣
｢あー、幼なじみだよ。蘭と違って全部知ってる｣
｢え、マジか｣
服部にAの事を話すとAを3度見した
見すぎだおめー。
｢ふーん？｣
ニタニタ笑ってくる服部、確実に面倒事持ち込んできたなこいつ



***


みなさん熱中症でのエピソード結構ありますね
熱中症も怖いけどクーラー効きすぎの部屋も苦手な私です。

79→←77

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す