胃が痛くなる2【名探偵コナン】

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松田side



学校から電話ががかってきて
Aに何かあったのかと心臓が口からとび出そうになった

｢警部さん、Aが熱中症で倒れたみたいで。｣

俺の顔も真っ青だったみたいで
警部さんが早く迎えに行ってやれって言ってくれた

道交法ギリギリで車を飛ばして帝丹小学校に向かう
｢あ！松田さん！こっちです！
保健室で今、｣

来賓用のスリッパを借りて校舎に入ると
給食の時間のようで腹が減る匂いがする
タイミングよくAの担任が慌てているのが見えた
保健室に入ると、養護教諭の人が保冷剤にタオル巻いてAの首に巻いてるとこだった

｢Aちゃんのお父さんですね。
今日はこのまま病院に連れてってあげてください｣
ぐったりしてるAを覗くと顔色が悪い
これは結構ヤバいやつだな。
｢先生、Aの荷物。あ｣
Aのランドセルを教室から持ってきてくれたのはいつものボウズだった
｢おう。ボウズ、ありがとな｣
｢うん。A体育中に気持ち悪そうにしてたんだ、
急にしゃがみこんじゃって｣
｢ボウズもビックリしたよな。Aは病院で点滴打ってもらうからお前は安心して給食戻れ｣
｢うん｣
Aが熱中症で倒れるなんてのは今までなかったから、ボウズも少し不安になったんだろう
眉を少し下げてAを見てる
｢元気になったら連絡させるから。な｣
ボウズの頭をわしゃわしゃ撫でると、わかった。って頷いて教室に帰っていった
Aを抱っこしてランドセルを掴み、
先生達にお礼を言って学校から出る

病院に向かう車の中で、
｢点滴、やだ｣
泣きそうになりながらヤダヤダ言ってる
イヤイヤ期ですかAチャン。
そういや予防接種の時もイヤイヤ言ってたなぁ。
｢点滴打たなきゃ元気になれねぇぞ？｣
｢もう治ったから！｣
｢嘘言ってんじゃねぇよ｣
どう見てもまだまだ顔色は悪い
こうしてる合間にも病院の駐車場に着いた
猫のように逃げようとするAを抱き抱えて受付に行くと
時間も時間で空いてたからすぐ診察室に通された
｢うんうん。点滴しましょうか。｣
サラッと言う先生におえっって顔してる
お前も変顔のレパートリー増えたな。

左腕にうたれてる点滴を顔ゆがめて見てる
そんな顔すんなら見てんなよ
｢まだ終わんない？｣
パックを見てもまだ半分ぐらい以上入ってる
｢まだまだ。｣
つまんなそうに小児科あるあるのぬいぐるみ達をじっと見てる
｢お仕事は？｣
｢今日はもうあがりだ。飯食って帰ろうな｣
｢ん。｣




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