胃が痛くなる2【名探偵コナン】

73 ページ25

Aside


すげぇなあの人、自称お萩の彼女。
前に会った時よりメンヘラ化増してんだけど。


『お願い。俺がもしもやばそうだったら、
お得意の上段蹴り決めてね』
得意じゃないんだけど。
てか警察官がそれ言うか？
しゃーない、準備運動はしといてやるか


｢Aちゃん、萩原どうしたんだい？｣
お使いから帰ってきた安室さんが背後で不思議そうに声を掛けてきた

｢お萩が自称彼女に追い詰められてる｣
｢本当かい？｣
｢お萩は彼女じゃないって言ってたけどなんか知ってる人っぽいんだよね｣
｢どれ。｣

ゆっくりと女の人を見ると、
安室さんも知ってる人のようで首を傾げている

｢あれ、交番勤務期間中に辞めたって聞いた奴だ。｣
｢およよ？元警察官？｣
｢うん。同期だったよ｣
｢へー、｣
｢班は違かったけどね。｣
｢なるほどね｣

あそこまで勘違いさせてるとか
警学時代お萩どんな女遊びしてたんだよ

私が助ける必要なく話は終わったみたい。
女の人泣いて帰ってったよ

｢お萩ってさ、罪な男ってやつだね｣
｢だね。｣
｢あ、戻ってきた｣
お萩がポアロの扉のほうに戻ってきた

｢お萩、お疲れ。｣
｢Aちゃん、まじでさっきのやばい人だった。｣
たった10分でゲッソリした顔になった
｢お萩でもレベル5のメンヘラはやばかったか｣
｢むり。｣

なんて言ったのかわかんないけど、
あの感じじゃあの女の人も現実見たか。

怖いからあの女の人には私ももう会いたくないな。
｢Aちゃん、もしも他にもこういう女の人いたら
即刻報告してね｣
｢もう私だって自称彼女とは遭遇したくないよ。｣
｢、うん。そうね。
アイスコーヒーぬるくなっちゃったかな。｣
｢新しくコーヒー入れてあげるよ。
ほら、外はあついから早くおいで｣

安室さんについてお萩とポアロに戻るけど、
お萩の事だ。あの人以外にも勘違いさせてる人多そうだなぁ、
なんて思った日でした。





.

74→←72

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す