胃が痛くなる2【名探偵コナン】

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松田side




最近、高木だけじゃなく、佐藤までもが
Aにお菓子を与えてくるようになった。
おかげで家の冷蔵庫には
餡蜜やロールケーキや水羊羹やらタルトやら生チョコやらが詰め詰めに入っております。

ふざけんな俺ん家でケーキバイキングでもするのか

Aもその都度あいつらに
『気持ちだけで嬉しいから』って言ってるのに
余程Aに食わせたいんだろうな。

こういうのあるよな。
孫が｢そんないいよいいよ｣って断っても
爺ちゃん婆ちゃんが食べさせたいからってあげて
親が叱るって図


｢これAちゃんに渡して。
由美から｣
は？今度は宮本？
｢一昨日、由美がナンパされてたとこをAちゃんが助けてくれたんだって。｣

マジでそういうセンサーでもついてんのか？

そんな話を退庁前に聞いて
ポアロに迎えに行けば、
｢陣平お兄ちゃん！｣
飼い主が帰ってくるの察知する飼い犬みたいに
扉開けた俺の方向いてニコニコしてる

本当に事件センサーとか俺センサーついてんのか気になってリンゴジュース飲んでるAに聞いても
わかんないって言われた
ぺたぺた触ってもセンサーなんてものは無く

もう俺もわかんない。
横に座って安室さんにコーヒーを頼んで
Aのほっぺをスクイーズ如く触り尽くして
今日の仕事の疲れを取る

｢これ交通課の宮本からAにお礼だって｣
｢これ美味しいやつだ！帰ったら一緒に食べよー｣

うん、この顔見れるから俺の家の冷蔵庫が
デザートだらけでもなんでもいい。



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