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8 side薬売り ページ10

「それでは悟くん、Aをよろしくお願いします」
「はーい。週1で顔見せに来てくれるんですよね、」
「はい。一応、Aの保護者ですから。
これからは悟くんもAの保護者ですね、
頼みましたよ。」

なんやかんやで面倒見の良い悟くんに
わたしも安心して任せられます。

「薬売りさんに行ってらっしゃいって」
Aの横にしゃがんで一緒にわたしを見送る悟くんは立派に保護者に見えました。成長しましたね


「行ってらっしゃい、気をつけてね!」
ふりふりと小さく手を振って送り出してくれるAに
はい。と手を振り返して高専を出て、、、





桃源郷に来ました。

辺りは相変わらず桃の木、地面にはうさぎ

見慣れた景色を進み、

見えた建物に、入る

「こんにちは、桃太郎さん、白澤さん。お久しぶりです」
「あ!薬売りさん!ちょっと聞いてくださいよ、
またこの神獣朝まで呑んで、、、」
「おやおや、」
桃太郎さんのげっそりした顔が物事を語っていた



「神獣が酒に溺れるって不思議ですねぇ」

「あ、あぁ、薬売りさん、你好」
「こんにちは。」

少々、グロッキーになってる白澤さんに
水を飲ませる桃太郎さんがそうだ、と
和菓子をわたしに出してくれました。

「そういえば、Aひ渡したあのうさぎのキーホルダーはなんですか?押してねと書いてあったのですが」
「あぁ、あれね」

ふふんと笑って答えた
「まぁ御守りだよね。
あれ押すとね僕のとこに通知が来てすぐ飛んでいけるようにしたんだ」
「防犯ブザーか」

桃太郎さんのツッコミに同意。

というより、

そんなことに力入れてないで仕事に力入れろよ

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作者名:まゆか | 作成日時:2020年12月11日 12時

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